小学生2人の家庭学習を応援する、卯野ハンナです。
小学生のうちはのびのびと楽しんで勉強してもらいたい保護者の方は多いですよね。
「遊びながら算数の力が付くようなドリルってないかなー」
「おもしろくて続けやすい算数のパズルはどれだろう」
もうね、楽しく勉強してくれるのが親子ともにストレスがなくて最高なんですよ、ホント。
そんな中で見つけた1冊のドリル「マンガでわかる!10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」を今日はご紹介します。
楽しんで続けられる工夫がいっぱいで我が子2人もコンプリートできました!
この記事でお伝えする内容↓
- このドリルがおすすめな方
- ドリルの基本情報・著者情報
- 「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」のおすすめポイント
- 「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」にチャレンジした子供の様子
おすすめするならこういう方
一番おすすめする方は
- 子供が続けやすいゲーム感覚の算数パズルをお探しの方
- 小学生のお子さん(とくに低学年)
大人がやっても「ちょっと苦戦・・・」と思う問題もあるので、小学校高学年でも面白いと感じることでしょう。
解説はマンガで描かれているのでとてもおもしろく、専用のシールもついているので、続けやすい工夫がたくさんあります。
【書籍情報】
基本情報 | |
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著者 | 高濱 正伸, 川島 慶 |
マンガ | 小豆だるま, 田島ハル, つぼいひろき |
出版社 | 永岡書店 |
初版発行日 | 2017年6月15日 |
ページ | 400ページ |
サイズ | 21 x 15 x 3.4 cm |
価格 | 1,500円(税抜き) |
「マンガでわかる! 10才までに」シリーズの算数編です。※他のシリーズは下部でご紹介します。
迷路・平面図形・論理・立体・発見・数がバランスよく出題され、4問セットの繰り返し問題で算数力が楽しくきたえられます。
各ページに難しさのレベルが★の数で示されていたり、4問クリアするとシールを貼るページがあったり、250問チェックリストなど、まさにゲーム感覚ですすめられるドリルです。
【著者情報】 高濱 正伸さんと川島 慶さんとは
著者情報 | |
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著者名 | 高濱 正伸 |
出身地 | 熊本県 |
職業 | 花まる学習会代表/NPO法人子育て応援隊むぎぐみ理事長 |
1959年熊本県生まれ。東京大学農学部卒業、同大学院修了。
学生時代から予備校等で受験生を指導する中、学力の伸び悩み・人間関係での挫折と引きこもり傾向などの諸問題が、幼児期、児童期の環境と体験に基づいていると確信。
1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、小学校低学年向けの学習教室「花まる学習会」を設立。
「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」著者紹介より一部引用
子供向けに「考える力がつく算数脳パズル 新はじめてなぞぺー」は大人気のドリルで、子供の学力を伸ばしたい保護者向けにも「お母さんのための『男の子』の育て方」、「父親ができる最高の子育て」など多数を著作しています。
著者情報 | |
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著者名 | 川島 慶 |
出身地 | 神奈川県 |
職業 | 株式会社花まるラボ 代表取締役 |
1985年神奈川県生まれ。栄光学園高校、東京大学卒業、同大学院修了。
2011年に花まる学習会入社。2014年、「花まるラボ」を設立。2015年度より「算数オリンピック」の問題作成・解説を担当している。
2016年に花まるラボの思考力教材アプリ「Think! Think!」の一般公開を開始した。
「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」著者紹介より一部引用
高濱さんと「考える力がつく算数脳パズル迷路なぞぺー」など多数を共著されています。
教材アプリの「Think! Think!」はGoogleの全世界対象のアプリアワード「Google Play Awards」で2回も選出されています。
他にも、第13回キッズデザイン賞「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門」、日本e-Learning大賞「EdTech特別部門賞」など数々の賞を受賞するという素晴らしい実績を残しています。
インタビュー記事を拝見すると、地域格差や経済格差が学力向上への足かせになっていた時代はオンライン教材などにより一部解消してきたが、学ぶ意欲が持てない「意欲格差」の深刻さを社会の問題と強く認識し、「Think! Think!」の開発に力を注いでいるそうです。
「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」の感想
考えることが楽しくなる工夫がいっぱい
一言でいうと子供の反応がとても良いドリル!
表紙から、これで本当に「数理的思考力の土台となる力がつく」のか・・・?と、うたがってしまいたくなるかわいさです(笑)
各ページは難しさのレベルが星の数で表示されています。星の数は最大で5つです。
4問を1セットで構成されているので、4問目は難易度が高く設定されています。また250問の問題も後半に進むにつれて複雑な問題が増えます。
↓数理的思考力をきたえるためのジャンルが6つ↓
- 迷路
- 平面図形
- 論理
- 立体
- 発見
- 数
↓問題を解くことで身につく力↓
- 見える力
- 図形センス
- 空間認識力
- 試行錯誤力
- 発見力
- 詰める力
- 論理性
- 要約力
- 精読力
- 意思力
各ページで身につく力は変わり、1つの問題で身につく力は4~6つで設定されています。
4問終わるごとにかわいいシールが1つ貼れるスペースがあり、ミッションをコンプリートしたページには大きいサイズのシールも貼れるようになっています。
4問ごとに答えと解説のページがあり、ここを読むことで理解がよりふかまります。そしてこの解説ページがコミカルタッチの漫画家さんが手掛けているので、子供たちも飽きずに読み続けられますね。
私も苦戦した問題があるので、時には隣で一緒に解いてあげると親子のコミュニケーションにもつながります。
漫画家さん、イラストレーターさんたちにも注目
コミカルタッチのイラストが際立つ漫画家さんたちが集まっているのも面白さに拍車がかかっています。
小豆だるまさん
田島ハルさん
つぼいひろきさん
著者の子供たちへのメッセージに思いやりを感じる
扉絵の次のページに著者の高濱さんから子供たちにあてたメッセージがあります。
この本は、4問を1セットとして、全体が作られています。4問はだいたい後になるほど難しい問題です。そして答えとマンガのページが続きます。マンガは、考え方のコツを教えてくれることもあれば、ズッコケのこともあります。なぜそうしたかというと、集中→理解と笑い→集中→理解と笑いというリズムで、楽しんでほしいからです。
ゲームのようなつもりで、どんどん解いてみてください。「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」3ページより一部引用
子供たちに問題を解くのを楽しんで続けてほしいという著者の気持ちが反映された構成になっていることがわかりますよね。
私も子供たちには「学ぶことは楽しいこと」と伝えてきたので、とても共感しました。
単純な計算ドリルや文章問題だけでは身につかない部分を刺激してくれ、さらに子供たちが楽しく取り組んでくれたら、親としても言うことないですね。
チャレンジした子供の様子
元から本は好きで、マンガならなお大好きの2人ですから、きっと喜ぶとこの本を手に取った時に感じましたが、思った通りの反応でうれしいです。
低学年の下の子は苦戦することが多かったのですが、そこは上の子と一緒に頑張っていました。
250問最後まで楽しく続けられたのでよかったです。
上の子はたまに苦戦して私も手伝う部分がありましたが、ほとんど1人でハイペースで進ませてしまうので若干もったいなく感じました(苦笑)
私が止めなければ3日くらいで終わらせてしまうかもしれません。
家庭学習の休憩時間や、ちょっとした気分転換にもなっていました。
家庭学習では、積極的に反復学習をしています。ですからドリルは書きこまずにコピーして何度も繰り返して解くこともしょっちゅうです。
1冊を子供2人で使いたいので、この「10才までに遊んできたえる 算数脳パズル250」もコピーしてみました。
問題部分だけコピーしましたが、コピー機の扱いになれている私も量の多さに苦戦し、とても時間がかかったので、コピーにはむきません。
このドリルは1人1冊購入して渡してあげる方がいいですね。
※許可なく転載・複製は本来禁止されていますが、コピーを家庭内だけでつかう場合は「私的使用を目的とした複製」で合法と私は解釈しています。
「10才までに遊んできたえる」シリーズ紹介
↓ マンガでわかる! 10才までに遊んできたえる算数脳めいろ260
↓ マンガでわかる! 10才までに遊んできたえるプログラミング脳
他にも10才までに遊んで覚えるシリーズも多数出版されています
最後に
算数ドリルを渡して、子供が喜んでくれたら親としては本当にうれしいですよね。
せっかく良かれと思って渡しても「もっと勉強しなさいってこと?」という顔をされては悲しい。
このドリルは子供のうれしそうな反応が期待できるドリルでおすすめです。
他のシリーズも購入してみたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。