私にとって絵というのは、上手いとか下手とかではなく、「楽しそう」とか「嬉しそう」とか、あるいは「悲しそう」など、感情が表現されているものや、背景を想像したくなるもの、ストーリーが連想されるものが一番好きです。
今回はイラスト初心者さんへのおすすめツールのご紹介です。
20年前は毎日のように描いていたイラストの数々ですが、社会に出て、結婚して、出産して、封印状態。
せっかくブログを始めるのだから、たまには描きたいな・・・といった理由から、子育てブログですが、イラストのページも追加しています。
20年ぶりにイラストを描き始めて痛感させられるのが「絵の勘が全く戻らない!!!」
ろ・・・老化なのか😱😱😱
イラストに限らず作品を作る方でブランクのある方は、なんとなく共感していただけるのではないでしょうか・・・・
1つの作品に恐ろしく時間がかかる・・・
今日はなんだかのりが悪い。前はどうやって描いていたんだっけ??という感覚
これ、私の場合、慢性化しています(泣)
すみません、ここまで発言しておりますが、特別イラストが上手なわけではなく、イラスト描くのが好きなんだな・・・と認識してもらえそうな部類です💦
私のイラスト作成の現状
初めにお伝えしますが、私の絵は今でいうコミック画で、誰かに教えてもらった経験もなく、学生時代は勉強そっちのけでイラストを描いて遊んでいました。
イラストは人物(女の子多し)メインで、付け合わせ感覚で動物も一緒に描いておりました。
「○○の描き方」「CGイラスト制作入門」「○○ポーズ集」といった本からの知識がほとんどです。
作成ソフトはCLIP STUDIO PAINT PRO(以下、クリスタ)を使っています。
このくらいの🔻肩から上の単純化したイラストなら、なんとか描いています。
さすがに20年ぶりですが、万まではいかなくても何千回と描いたので、ギリギリ描けるといったところですが、問題は全身ポーズ、あるいは腰から上など、この辺はあまりにも時間がかかってびっくりしています。
たとえばこちら🔻
奇跡的に見つかったPhotoshopで作成した20年前のイラストですが、この程度なら何も見なくても描いていました。
現在だと、こちら🔻
残暑お見舞いのイラストの線画ですが、これだけで何日かかったんだろう・・・
時間がかかるのは下書きです。
線画にして色付けも多少かかりますが、時間が読めないほどではありませんし、そこまでこった色塗りもしていません(汗)
ぶっ続けで描くわけにはいかないとしても、これ1枚描くだけで、記事3日分書けるかな・・・ぐらいのスローペースでびっくりです。
救世主 CLIP STUDIO PAINT PROの3Dデッサン人形で線画を書く
もうこの機能は衝撃的すぎて言葉を失いました。
この3Dデッサン人形の機能は、人間の関節の動きなどを思った通りに再現してくれる機能です。
実際に使った後に知りましたが、痩せ型や太り気味の体型まで再現できるようです。これでデッサン人形もお役御免となってしまったかも!
概要は公式ページにて🔻
さとるさんのブログのハロウィンイラストの企画に参加予定で、イラストを描く気は満々なのですが、全く進まず困っていた時にクリスタのガイドブックを読んで最近知ったこの機能、さっそく実践!!
私が初めて作った3Dデッサン人形のポーズはこちら🔻
この状態でプリントアウトして、トレース台を使って自分のイラストと重ね合わせて下書きを作成。
(トレース台とは、原稿の複写を目的にして、トレース台の中から光を出すことで、下書きを複写しやすくする道具です)
作製した下書きはこちら🔻
さらに下書きから線画を作成したのがこちら🔻
イラストの下書きから、線画までの作業が数時間で終わりました!!!
3Dデッサン人形の体型は標準のままなので、私のコミック画には線があいません。その辺はアナログなので、線画の紙をずらしながらトレースしました。
体形まで変えて3Dデッサン人形を設定したら、その手間もいりませんね。
イラストは「ハロウィンパーティーの準備をしているウサギ達」です。
これからイラストを送るために色付けします!
5ヵ月使用したCLIP STUDIO PAINT PROの感想
クリスタには何度も驚かされました。こんなにいろいろできて5000円(ダウンロード版)でいいの???
ワンクリックで線画の抽出、標準での素材の豊富さ、デッサン人形いらず・・・
いずれは線画もクリスタで制作してみたいと思っています。私はまだまだアナログなので、線画までは自力で描いて、スキャナで読み込んでからクリスタでイラストの線だけを抽出しています。
初心者が3Dデッサン人形を使って、イラストの完成度を上げていくのは大変効果的な練習方法だと思います!
私も20年ぶりなので初心者として励みます!
クリスタの動作も、今のところ「重い・遅い」といった印象はないです。
ここはあまり素材をダウンロードしていない事も関係しているかもしれません。
これだけの機能がそろって5000円のお値段は本当に安い。
20年前、Photoshop5.5を10万円以上をかけて購入したので、はじめてクリスタに出会った時の衝撃は詐欺かと思いました(苦笑)
最後に
洋服のしわとか、小物の方向などを参考にしたい場合は、漆うしるさんが紹介されている美少女3Dアバター製作ツール「カスタムキャスト」というアプリがとても役に立ちそうです。このツールで理想のポーズを決めてもらえば、ポーズ集というジャンルの書籍もいらないかもしれませんね(汗)
うしるさんのとってもかわいい女の子キャラが多数3D化しているので、必見!
うしるさんのカスタムキャストの紹介記事はこちら🔻
追記:早速、うしるさんからコメントいただいて、カスタムキャストだとポーズの種類が少ないそうなので、このアプリの元になった「カスタムメイド」というソフトの方がポーズの種類がいいようです。ご興味ある方は検索してみてください。
うしるさん、ありがとうございます!
イラストもブログと一緒でやっぱり数は重要です。絵を描いた数は裏切らない・・・で、あってほしい(苦笑)
漫画家やイラストレーターの方達は何万、何十万と描いていると思うと作品を見る目もまた一味変わってきます。
絵を描きはじめるまでに、子どもの頃から、あるいは大人になってからなど人それぞれですが、上手な方あるいは個性があったりセンスがある方は数えきれないほど描いていると思います。
思い起こせば、今苦戦している全身のイラストは、多く見積もっても数百しか描いていません。
そこそこ思い通りに描けないと、イラストも楽しくなくなってしまうので、こういったツールを使って作品を完成させた嬉しさを積み上げるのが上達のコツだと感じます。
ツールを使わないとずっと描けないままではないか?と心配されるかもしれませんが、やっぱり数です。描いているうちに、いつのまにか使わなくても描けるようになる・・・予定(汗)
これからもイラストは唯一の趣味なので、楽しみながら続けていきたいです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。