小学生2人の母、卯野ハンナです。
ここ数日、息子のインフルエンザと戦っていました。
正確には、インフルエンザはあっという間に回復してしまい、病気との戦いというよりは、元気なのに外に出られない体力の有り余っている我が子と、家の中にいなければいけないという、なんとも言い表せないしんどさとの戦いです(涙)
本日は子供がインフルエンザ発症により異常行動を目撃したので記事にします。
一例として見ていただけると嬉しいです。
インフルエンザにかかると服薬に関係なく異常行動が起きる場合がある
「泣き叫びながら怒っている」娘を見て、これが異常行動かと驚きました。
以前、娘がインフルエンザにかかった時の事です。
発熱しその日の夕方に病院を受診することをきめ、診察時間が始まるまで、布団で休ませました。
よく寝ているな・・・と思ったのもつかの間・・・
いきなり大声で泣き叫び、激しく怒っています。
言っている内容は何一つわかりませんが、怒っています(汗)
本人はひたすら怒っているだけで、布団から出ようとはしないので、横向きにさせて背中をさすったら少し落ち着いたようで、また寝始めました。
病院受診の前で、インフルエンザかどうかもわかりませんでしたし、なんの服薬もしていません。
その後かかりつけの小児科で検査をし、インフルエンザだとわかりました。
直後に抗インフルエンザウイルス薬を服用し、あっという間に落ち着いて、それから異常行動はありませんでした。
こういった経緯から、私は抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無に関係なく、インフルエンザにかかったら異常行動が起きるかもしれないという事は頭の片隅に入れるようになりました。
薬の服用に関係なく、インフルエンザを発症した子どもから2日間は就寝時間も含めて1人にさせないというのは、大事だな・・・と実感しました。
↓今回のインフルエンザで処方薬についていた説明書きの一部
異常行動の例
- 突然立ち上がって部屋から出ようとする
- 興奮して窓を開けてベランダに出て、飛び降りようとする
- 人に襲われる感覚を覚え、外に走り出す
- 突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする
- 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
- 変なことを言い出し、吐きながら部屋の中を動き回る など
異常行動?笑う息子が怖い
「異常行動で笑う」実際に見ましたが、正直に言うとすごく怖い
笑い方も別人のようでした。
今回インフルエンザに罹ったのは、息子です。
前日はとても元気でしたが、発熱した当日の朝、いつもより早い時間に起きてしまい、布団でモソモソ・・・
普段は早く起きても二度寝してしまうのに、いつまでもモソモソと動いているので、おでこを触ってみたら、あつい!!
午前中に病院を受診し、検査の結果インフルエンザと診断がおりました。予防接種をしていた為か、症状は軽かったです。
服薬していつもよりさらに早く布団に入れました。 びっくりしたのはその後。
いつものように子ども達が布団に入った後に、夕食後の洗い物や、洗濯を干していたら、寝室から
「ケケケケーーー・・・キ・・キキ・・・」
え、何?今の何?寝言???
さらに
「キャッ・・・キャッ・・・」
怖いよーーーー !!!
こんな寝言初めて!!と思って怖くなりましたが、放っておくわけにはいかないので、寝室に入りました。
息子を見ると、目が明いています(怖)
私「どうしたの?大丈夫??」
声をかけると息子がこっちを向きました。と・・・とりあえず意識はある・・・
これまたびっくりしましたけど、涙を流しながら笑い出しました(ヒーーー)
息子「ケケケ・・・キャ・・・キャ・・・」
泣きながら笑っているんですよ、怖くないですか???目もあわせてくれない気がする(大汗)
私「何かおかしな事あった?」
息子「・・・・・・・キャ・・・・◎×◇☆・・・キャ・・・」
意味不明ーーーー!?
泣きながら笑っているだけで、暴れたり走り出したりはありません。
体が熱かったので、まだ熱は続いていました。
私「私が誰だかわかる?これは誰?」
私は自分を指さして、息子に尋ねたら、なんと
息子「・・・・・・キャ・・・・○○せんせい・・・・」
担任の先生の名前が出てきましたーーー!
私はシングルマザーです。こういった時、私一人の判断が子供たちの今後を分ける事になるかもしれないと思うと、悩ましい限りです。
体を起こしてみたら、意外としっかり立ち上がるので、水を飲ませました。私も一緒に水を飲んで、まずは落ち着く。
私「あなたは誰?」
もう1度聞いてみると
息子「卯野ハルミチ(息子の名前)です・・・」
私「私は誰?」
息子「かあしゃん・・・」
あ、通常運転に戻った!!
それから再び布団に入れるまで、何度も「私は誰?」と聞いてみましたが、一応「かあしゃん」と答えるのでホッとしました。
その後は同じような事はなく、次の日には熱も下がり、あっという間に元気です。
娘のインフルエンザ発症の際に、怒りだす異常行動がなかったら、夜中に私1人でパニックになっていたかもしれません(苦笑)
インフルエンザ脳症にも気をつけて
娘の「泣き叫びながら怒る」も、息子の「泣きながら笑う」という異常行動も時間にしたら、わずかなものでした。
始めに笑い声に気づき、様子を見に行って、泣き笑いしているところに声をかけ、会話(?)し、水分補修をして再び布団に入るまでで10分。
これがもっと長く続いたり、けいれんを伴う場合はインフルエンザ脳症も考えられます。
主に5歳未満の小さいお子さんに多いようですが、大人でも発症した例はあるそうです。
インフルエンザ脳症(インフルエンザノウショウ)
インフルエンザをきっかけとして脳にむくみが生じる病気。6歳以下の幼児に多い。発熱に続き、痙攣(けいれん)・意識障害・異常行動などの症状がみられる。致死性があり、治癒しても後遺症が残ることもある。インフルエンザ脳炎。
引用元:コトバンク
赤ちゃんの病気新百科
忘れたころに引っ張り出しして読んでいる、赤ちゃんの病気新百科が、今回も役に立ちました。
インフルエンザについて教えて!
Q どうなったら受診をすればいい?
A 熱だけならあわてないで。けいれんや意識障害があれば救急車を。
~~中略~~
ぐったりして様子がおかしい、ひきつけた、意識がないなどは、インフルエンザ脳症の恐れがあるので救急車を呼びましょう!様態が急変することもあるのでサインを見逃さないで。
Q 赤ちゃんがインフルエンザにかかるとどうなるの?
A 肺炎や脳症の重い合併症でまれに死亡することも。
~~中略~~
気管支炎や肺炎、インフルエンザ脳症などの合併症を引き起こし、重症化する可能性が高くなります。とくにインフルエンザ脳症は脳へのダメージが大きく、重い後遺症が出たり、命にかかわってくる危険性があります。
一部「赤ちゃんの病気新百科」から引用
一般向けの子どもの病気に関する本は何冊か持っていますが、この本は写真やイラストが多いのでわかりやすいです。
子どもの病気が数多く載っているのもよいですが、発熱・けいれん・せき・鼻水など、症状別のケアの方法や、薬・予防接種、日常のケアなども広く浅く載っています。
最後に
今回のインフルエンザは肝を冷やしました(汗)
私は夫との死別から「人生って本当に何が起こるかわからないなー」と心底思うようになりました。
朝、一番にする事は、隣で寝ている子どもが息をしているかを確認する事です。
目が覚めたら呼吸が止まっていたらどうしようと不安になり、一時期は朝が来るのが怖くて睡眠障害気味でした。
久しぶりに当時の事を思い出しましたよ(苦笑)
今は、布団に入ったらあっという間に眠れますのでご心配なく!改めて健康のありがたさが身にしみます。
以上がインフルエンザ発症時の子どもの異常行動に恐怖を感じた体験談です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。