国内最速をうたうConoHa WINGを1年以上利用している卯野ハンナです。
実際に利用して、現在の感想としては「思っていた以上に快適」です。そしてWordPress初心者向けに作られているレンタルサーバーです。
ではデメリットはないのか?1年前、WordPress初心者だった私がつまずいたポイントを書きます。
先に結論をお伝えすると、結局はデメリットよりメリットの方がはるかに大きいです。ぜひConoHa WINGをお試しください。
この記事でお伝えする内容↓
- 申し込みの前の不安は、やっぱり新しいサービスであったこと
- 1年以上利用して感じるメリット10とデメリット5
- パック料金が新設されてお得感が増した
ConoHa WINGを選んだ理由と申し込み前の心配事
私ははてなブログからの引っ越しに組で、引っ越しの最大の理由はブログの表示速度です。ConoHa WINGを選んだ理由は、高速表示を前面に押し出していることでした。
ConoHa WINGがサービスを開始したのは、2018年9月26日です。一番心配したのは、やっぱり新サービスだったことですね。
新サービスに加え、ConoHa WINGの使い方の記事や、レビューが少なかったことから悩みました。
とくに私ははてなブログを利用していたので、使い方やカスタマイズの記事が本当に豊富で、つまずいたときは検索すれば情報を得られたので、ConoHa WINGの記事の少なさは不安でした。
しかし現在は新サービスといっても、すでに1年半以上が経ち、ConoHa WINGについての記事もたくさん見かけるようになりました。
今なら自信をもってConoHa WINGをおすすめできます!
運営会社はGMOインターネットグループです。ネット金融事業のイメージが強いかもしれませんね。
インターネットサービスではお名前.comは有名ですよね。
ConoHa WINGの歴史はまだ2年に満たないのですが、サーバーサービスとしてはVPS(バーチャルプライベートサーバー)を開始したのは2013年の7月ですから、全くの新サービスのサーバーとは言えません。
ここ、利用を始めてから知りました(苦笑)
最近ではブロガー界では知らない人はいないというくらい有名な、ヒトデさん、Sanzzo(サンツォ)さん、マクリンさんなど超大物ブロガーさん達が、ConoHa WINGの使いやすさを高く評価しています。(コノハの公式サイトでインタビュー記事が読めます)
デメリット5こ
実際に使って感じたメリットやデメリットをお伝えしますが、絞り出してもメリットの方が多いです(苦笑)
どんな商品でも同じですけど、何かを比較検討するときはデメリットの方が気になるもの。
個人ブログのレビュー記事こそ、利用して感じたデメリットをあげたいところですが、6つ目は浮かびませんでした。
かんたん移行サービスは簡単ではないのかもしれない
「かんたん移行サービス」は別のサーバーのWordPressブログを、ConoHa WINGに簡単な操作で移行できるサービスです。
しかし「かんたん移行サービスでエラーが出る」という記事をいくつか見ています。
もとはてなブロガーなので、ここ体験談ではなくて申し訳ありません。
とくに記事数が多いブログは要注意ですので、実行する際はよく下準備をしてから取り組んでください。
「えー、そんなの簡単じゃないじゃーん」って思う方もいますよね。私ならそう思います。
もうこういう場合は無理せずプロにお願いしましょう。手間をお金で買います(苦笑)
ConoHa WINGには「WordPress移行代行」というサービスがあります。
他社のサーバーで運営中のWordPressブログを、ConoHa WINGの専門スタッフが引っ越しを代行してくれるサービスです。
基本料金が1サイトにつき6,980円(+消費税)かかりますが、待っているだけでプロが移行を代行してくれるので、心配な方はお願いしましょう。
事前相談も受け付けています。
↓ ConoHa WINGの移行代行サービス(有料)
WordPress移行代行
レンタルサーバーの月額利用料が業界最安値ではない
レンタルサーバーも新しいサービスがどんどん増えて、金額だけでみるとびっくりするくらい安いサービスがあります。
実際に使って驚いているのがカラフルボックスです。
私は一番小さいプラン(SSD100GB)を1年で契約しましたが、年間約8,000円です。3年で契約したら約20,000円ですよ。驚きませんか?
それに比べるとConoHa WINGは月額料金がベーシックプランで1200円(+消費税)です。
新しく長期利用で割引になるパック料金のプラン(WINGパック)ができました。
こちらは3年間の利用で月額800円(+消費税)となり、だいぶお得感がありますね。
独自ドメインの更新料も無料だと思うとかなり安い!あれ、デメリットのはずか。
土日祝日のサポートがない
ConoHa WINGに限ったことではありませんが、土日祝日のサポートはお休みです。
メールは24時間送信できますが、お返事は平日になります。
コロナウイルスが収束しない中、日曜日の午後に問い合わせメールを送信しましたら、火曜日の午前中にお返事がきました。
コロナでいつもとは違った状態ですから、遅いとは全く思いませんでした。感謝しています。
ConoHa WINGはメール・電話・チャットと、お問い合わせ手段が3通りもあります。
正直デメリットと言うよりは、複数のお問い合わせ方法を用意しているというのはメリットかもしれませんね。
↓ 問い合わせ方法
お問い合わせ方法 | 受付時間 |
---|---|
メールフォーム | 24時間受付 |
チャット | 10:00~18:00(平日のみ) |
電話 | 10:00~18:00(平日のみ) |
アダルトや出会い系サイトでの利用はできない
アダルト系、出会い系はNGです!
(16) わいせつ、児童ポルノ若しくは児童虐待に相当する画像、映像、音声若しくは文書等を送信又は表示する行為、又はこれらを収録した媒体を販売する行為、又はその送信、表示、販売を想起させる広告を表示又は送信する行為
引用元:ConoHa WING 利用規約 第21条 (禁止行為)より
一般的なブログ運営では問題もありませんが、念のため利用規約はよく確認しましょう。
無料お試し期間がなし
レンタルサーバーの多くは2週間くらい、無料のお試し期間を設定しているところが多いです。
長いところは30日、約1カ月も無料で利用できます。
ConoHa WINGは最低利用期間の縛りなく、1時間から利用でき、初期費用も無料のためか、このおためし期間がありません。
メリット10こ
デメリットが5こでしたので、メリットは10個です!まさにデメリットよりはるかにメリットの方が多いと言えます。
WordPress初心者でも高速表示ができる
WordPressはプラグインや広告をたくさん載せると、あっという間に表示速度が落ちます。
表示速度を改善する方法はいくつかありますが、初心者にはハードルが高く、画像を小さくしたり、極力プラグインを減らしたりといった簡単な方法だけでは難しい場合があります。
表示速度の測定には「PageSpeed Insights」を使う方が多いと思いますが、当ブログはモバイルの表示速度が現時点で「86」です。
有料テーマの「THE THOR」の力もあります。
プラグインや広告をできるだけ減らし、複雑な表示をしないといった工夫もしていますが、直接はコードをいじっていません。
- ストレージはオールSSD RAID10構成
- HTTP/2に完全対応し、通信を高速化
- 強力なキャッシュ機能
- PHPバージョン:7対応
など、最新の高速化技術を組み合わせたレンタルサーバーです。
ちなみにはてなブログで運営していたころのブログのトップページは「31」です。
↓ はてなブログでのトップページ(モバイル)
これだけ見てもWordPressにお引越ししてよかったと涙がでました。
WordPress初心者さんはまず、高速表示できるレンタルサーバーを選ぶのは最重要事項です。
大量のアクセスでも安定している
軽量・高速Webサーバー「nginx(エンジンエックス)」で大量のアクセスでも安定して高速表示できます。
「nginx」はサーバーにアクセスが集中してしまった場合でも同時に複数の処理が可能です。
2004年に初公開され、現在では世界シェア1位の「Apache(アパッチ)」を激しく追いかけている超高速Webサーバーです。
大手レンタルサーバーのエックスサーバーやさくらインターネットも「nginx」を採用しています。
管理画面が直感的に操作でき、わかりやすい
レンタルサーバーの性能からすると、ConoHa WINGの他に、歴史の古いエックスサーバーなども大変優秀です。
ですがConoHa WINGがさらに一押しの理由はコントロールパネルの使いやすさでしょう。
青と白を基調とした、すっきりとしたデザインで、アイコンの表示がはっきりしているので、直感的に自分の探したい場所へ行けます。
はてなマーク(?)がついているところは、ポインタをあわせるとヘルプがでて便利です。
↓ コントロールパネル一例
パックプランが新登場してお得感が増した
3ヶ月以上利用するなら、独自ドメインがついたWINGパックが絶対おすすめ!
↓ プランは6種類
- ベーシック(初めてのサイトにぴったり)
- スタンダード
- プレミアム
- リザーブド1GB(初めてのサイトにぴったり)
- リザーブド2GB
- リザーブド4GB
リザーブドプランはメモリ・vCPUコア数が保証された、いつでも安定稼動できるプランです。その分ちょっと料金がお高めになっています。
↓ 料金の支払いタイプは2種類
- 通常支払いタイプ(毎月定額を支払い)
- WINGパック(3ヶ月~26ヶ月分をまとめて支払い+無料独自ドメイン付き)
プランや料金タイプをあわせるとたくさんありますが、初心者向けのベーシックとリザーブド1GBで料金比較をしてみました。
↓ スタンダードプランを2つの料金支払いタイプで比較
スタンダード | WINGパック | 通常 |
---|---|---|
料金 | 12ヶ月一括の場合900円/月 | 1ヶ月最大1,200円 |
SSD | 250GB | 250GB |
転送量目安 | 4.5TB/月 | 4.5TB/月 |
データベース | 無制限 | 無制限 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
最低利用期間 | - | なし |
↓ リザーブド1GBプランを2つの料金支払いタイプで比較
リザーブド1GB | WINGパック | 通常 |
---|---|---|
料金 | 12ヶ月一括の場合1,200円/月 | 1ヶ月最大1,500円 |
メモリ | 1GB | 1GB |
vCPU | 2コア | 2コア |
SSD | 250GB | 250GB |
転送量目安 | 4.5TB/月 | 4.5TB/月 |
データベース | 無制限 | 無制限 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
最低利用期間 | - | なし |
↓ リザーブド1GBとスタンダードをWINGパック(12ヶ月分一括払い)で比較
WINGパック | スタンダード | リザーブド1GB |
---|---|---|
料金 | 900円/月 | 1,200円/月 |
メモリ | - | 1GB |
vCPU | - | 2コア |
SSD | 250GB | 250GB |
転送量目安 | 4.5TB/月 | 4.5TB/月 |
データベース | 無制限 | 無制限 |
初期費用 | 無料 | 無料 |
ConoHa WINGのメリットとして、通常タイプは1時間から利用できます。
しかしはじめから3ヵ月以上利用する予定であれば、無料の独自ドメインがついた長期利用タイプ(一括払い)が断然お安いのでお得です。
プラン変更がコントロールパネルから簡単に操作できる
プランの変更や支払いタイプの変更もコントロールパネルから簡単に設定でき便利です。
契約期間中の変更でも、現在のプランより上位プランへの変更は、日割り計算で支払いができるので、好きなタイミングで変更ができます。
ただし、現在のプランより下位のプランへの変更に関しては、差額の返金はないので注意してください。
「通常料金」→「WINGパック」への変更は、設定した次の月から「WINGパック」の契約期間が始まります。
ですから、月の途中で「WINGパック」へ変更しても日割り計算して加算されることはありませんので、安心して好きなタイミングが選べますね。
テーマ「Cocoon」と「SANGO」をコントロールパネルで簡単インストール
WordPressの無料テーマで超人気の「Cocoon」がコントロールパネルから簡単にインストールできます。
現在、Cocoonテーマ提供開始記念キャンペーンで6月8日まで全プラン5%引きです。お見逃しなく!!
「Cocoon」は私も別のブログで使っていますが、「本当に無料でいいのか?」と言うくらい高機能です。
「SANGO」はサルワカさんがデザインした有料テーマです。
「SANGO」はとにかくデザインが美しすぎる。私が使ったらイメージを壊してしまいそうなほどかわいい!
購入者自身の運営するブログであれば複数のブログで「SANGO」を利用できます。
通常料金10,000円が、WINGパックとセットなら、1,000円引きの9,000円です!
初期費用がかからない
初期費用が無料も大きなメリットです。
とくにWINGパックを選ぶと最低でも3カ月分を支払うことになるので、ここに初期費用が加わると考えてしまいますよね。
ConoHa WINGはレンタルサーバーでは珍しく、時間割で利用できますが、ここに初期費用がかかるようでは、使いたい気持ちも半減です。
初期費用は1,000円~3,000円で設定しているレンタルサーバーが多いですから、初期費用無料は魅力です。
自動で2週間のバックアップを保存してくれる
自動でバックアップを2週間分保存してくれ、さらに復元も無料です。
WordPressでブログ運営を始めたら、バックアップは必須です。
ちょっとコードの書き換えを間違えただけで、画面が真っ白になることもあります。不測の事態に備えてバックアップだけはしっかり保存しておきましょう。
↓ 私のバックアップ方法3つ
- ConoHa WINGの自動バックアップ(毎日保存、14日分)
- プラグインで1週間おきにクラウドにバックアップを保存
- アップデートの前にFTPソフトを使って手動でバックアップを保存
WordPressでブログを続ける方は最低でも2種類くらいはバックアップを保存しています。それだけ大切ということです。
設定しなくても勝手に毎日バックアップを保存してくれるのですから、ありがたいサービスです。
さらにこのバックアップから復元することも無料でできます。
↓ ConoHa WINGの自動バックアップ(公式サイト)
自動バックアップ
学生向け、学割プランがある
学生・教職員の方限定のプランで、ConoHaカードが10%割引で購入できます。
ConoHaカードはConoHa WINGの支払いに利用できるカードで、パッケージ版とデジタル版があり、金額も3,000円~10万円まであります。
申し込みは「ConoHa学割エントリーフォーム」から、ドメインが「ac.jp」で終わる有効なメールアドレスで申し込みます。
↓ ConoHa WING 学割プラン(公式サイト)
ConoHa 学割
サポートマニュアルが充実している
ConoHa WINGのサポートマニュアルはとても充実しています。
コントロールパネルのスクリーンショットもふんだんに使われているので、わかりやすいです。
ただ、初心者さんだと、サポートマニュアルの「こことここを読むと、こうつながるのか!」ということが感覚的につかめないので、はじめは戸惑うかもしれませんね。
そんな時はブログの先輩たちの記事を見ます(笑)
サービスが開始されて、現在ではConoHa WINGの記事を書いている方も多くいらっしゃいます。
つまずいても大概の事はネットで調べられますし、平日ならサポートも充実しているので安心です。
私もConoHa WINGのサイトコピーの機能が便利すぎて驚き、記事にしています。
↓ サイトコピー機能でテスト環境を作る
サブドメインにテスト環境を作る【ConoHa WINGのサイトコピー機能が簡単】
サブディレクトリにテスト環境を作る【ConoHa WINGのサイトコピー機能がすてき】
最後に
いつかおぼろげに「WordPressでブログ運営してみたいなー」と思っている
「WordPressは難しそう・・・私には無理・・」と不安で踏み切れない
そんな方こそレンタルサーバーはConoHa WINGで試してみてください。
WordPressブログに引っ越す前の私のことでもあるのですが(笑)
たしかに、WordPressで運営していく中で、もっとしっかりWordPressを勉強してから来るべきだったという気持ちはあります。
1つトラブルがおきると何時間も調整に時間を使ってしまい、執筆作業が進まないこともありました。
しかし私を含め、WordPressに移行して後悔した・・・という話はほとんど聞きません。
先人のブロガーさんたちが、たくさん記事も書いてくださっているので、ぜひチャレンジしてみてください。
WordPressに不慣れでも、無理なく高速表示・安定サーバーのConoHa WINGは初心者さんに優しいレンタルサーバーです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。