タイトルのままですが、友人の配偶者が亡くなったら、あなたは何と声をかけますか?経験していないことなら、考えてしまいますよね。
私も以前、知人がお子さんを病気で亡くされた時は何も言えませんでした。
私は死別のシングルマザーです。夫は数年前に病死しました。
シングルマザーの方のブログはいくつも拝見しておりますが、死別でも離婚でも皆さんかなりせきららな告白です。
旦那さんの最期を淡々と文章にされていたり、元旦那さんに対するブラックな気持ちをストレートに表現されていたり・・・
同じ立場の人はとても共感されるだろうなーっといつも思っておりました。
当の私はというと、旦那さんの最期は全く文章にできません(汗)
旦那さんへの思いも考えるだけで凹みます(大汗)
無理して書くような事ではないのですが、いつか時間薬がきいて書けるようにもなるのかな・・・と思う次第です。
それでも、30代で配偶者と死別することは多い経験ではないと思うので、ここはもしかしたらちょっと参考にしてもらえるかも・・・と思った内容を今日は書きます。
夫を亡くした時、言われて救われた言葉と傷付いた言葉をまとめています。
人それぞれみんな違いますから、一例として読んでいただけると嬉しいです
念を押しますが個人的な意見です。中には亡くなった故人のことをたくさん話したと思う人もいると思います。
亡くなった人の事を聞いてもいいのか?
まず何を話しかけようかという前に、何があったかを聞いていいのかどうかで迷いますよね。
闘病生活の話を聞いていれば、病死だとわかりますが、訃報だけ聞くと事故なのか事件に巻き込まれたのか・・・
日本は長寿大国です。亡くなった方が若いとなおさら気になると思います。
私は、家族が話してこないのであれば聞かない方がよいと思います。
家族から話してくるのであれば、話しを聞いてほしいサインだと思っていいのではないでしょうか。
夫が亡くなった時は子どもたちも小さくて、泣き暮らしている場合ではなく、現実に対応するしかなかったから、今後のことをひたすら考えていました。
そんな時に「お気の毒に・・・」といった感じで寄ってこられると、また引き戻された気分になりました。
前を向こうとしているのに、邪魔をされている気分です。
だから私は、旦那さんとの死別のことを聞かれるのが誰であろうと何年も経った今でもとても辛いです。
話しかけてくる方に悪い人はいなかったし、興味本位の人もいませんでした。みんな私のことを気遣ってくれる方ばかりでした。
私が言われて、救われたと思った言葉
悲しみが深く、言葉で表せない。
私はこの言葉が一番救われたように思います。
この他にもお友達が「ずっと友達だから、何も変わらないから」と言ってくれました。
旦那さんが亡くなりすべてが変わってしまうと思ったので、変わらないと言ってもらえて嬉しかったです。
辛い事や、悲しい事、目を背けたくなる事があったとしても、変わらず友達でいてくれるというのは、本当にありがたい事です。
ママ友たちにも「何か手伝える事があったら言ってね」と笑顔で言ってもらえたのも、すごくありがたかったです。
私が言われて、一番落ち込んだ言葉

結構こたえました・・・
この言葉は、こういったシチュエーションでなければなんてことないのでしょうか?
落ちている私は責められているようにしか聞こえません。もう落ちている時って、すべてがブラックにしか聞こえないようです。
もちろん言った本人に、悪気はありません。
意外??これも辛かった言葉
その通りなんですけどね。
旦那さんが亡くなって頑張れないよー。
子ども達がいるから、泣いてばかりもいられないので気がそれる部分もあるけど、やっぱり全然よくはないよー。
こんな話をしたら「もう話しかけないのが1番」って思いますね。もう人生でこんなに尖った時期はありません。
でも何かを言われるよりも、普通に接してもらえた方がありがたかったです。
最後に

旦那さんとも死別していますが、すでに父も他界しています。
でも60代の父の死と、40代の旦那さんの死では、全く気持ちは違いました。
故人への思いが一番なので年齢の部分ではないのかもしれませんが、やっぱり年齢の順番で天に召されるのが、一番理想的で羨ましいです。
死別を経験して、何年で傷が癒えるのか?というのは人それぞれです。
ですから死別した日から1年以内の人には言ってはいけないとか、5年後の人には何を言っても大丈夫とか、それはわかりませんよね。
私はいまだに旦那さんの事を聞かれるのが嫌です。
たまに娘も「今日、○○くんに『お父さん、いないんでしょ?』って言われた・・・」と、とても嫌そうな顔で話してきます。
たぶん相手のお子さんは事実を聞いただけで、娘を嫌な気持ちにさせたいといった意図はないと思います。
それでも私と同じように、まだ父親の話題を出されるのが嫌なのでしょうね。
当事者というのは相手が悪気なく言っていても、悪い方に受け取ってしまうんだな・・・と感じます。
ここまで書きましたが、別に友達の旦那さんの話を聞いて、自分の夫を思い出して悲しくなったりしたことは1度もありません。
あくまで自分の夫のことについて聞かれるのが、いろいろ思い出されて嫌なだけです。
ブログを書くようになり、ここが一番いい!!って思うのは、いろんな方の人生を知れるという事です。
もっともっと大変な思いをしている方は沢山いて、悩んでいるのは自分だけではないと思うと、前を向こうと意識できます。
以上、私の個人的な感想ですが死別の体験から言われて救われた言葉と余計に傷付いた言葉です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。