電動工具メーカーとしてたしかな技術力と信頼性のある、マキタの充電式クリーナを購入し、6カ月が経ちました。実際に使って感じたメリット・デメリットをレビューします。
購入したマキタ充電式クリーナ(本体のみ)

全員におすすめできる掃除機ではありませんが、この半年間、我が家はとても快適に使用しています。マキタ充電式クリーナ(紙パック式)の商品レビューや、画像などを見たい方はぜひ最後までご覧くださいませ。
- マキタ充電式クリーナ基本情報
- 実際に利用して感じたメリット・デメリット
- CL285FDZWをおすすめしたい方
- おすすめの別販売品(専用ノズルやブラシ)
マキタ充電式クリーナCL285FD 商品概要

仕様表 | マキタ充電式クリーナCL285FD |
---|---|
電源(V) | 18 |
質量(Kg) | 1.6 |
本体サイズ(mm) | 長さ1066/幅113/高さ153 |
集じん方法 | 紙パック式 |
吸込仕事率(W) | 【4段階】 パワフル 125 強 70 標準 45 エコ 20 |
1充電使用量(目安) | パワフル(約8分) 強(約15分) 標準(約21分) エコ(約38分) |
音 | パワフルモード時 65dB |
- ノズル
- ストレートパイプ
- サッシノズル(先の細いブラシのないノズル)
- ノズルホルダ(サッシノズルをストレートパイプに固定するホルダ)
- ゴミストッパー(紙パックをセットして本体に差し込むのに必要)
- 紙パック(10枚)
- 高機能ダストバッグ(紙パックの代わりに本体にセットできる)
- 取扱説明書

マキタ 18Vシリーズとは
リチウムイオンバッテリーを搭載した充電式電動工具のラインナップです。もともとは電動工具向けのシリーズでしたが、現在では草刈り機・チェンソーなどの園芸用品や充電式スピーカーやラジオなどの家電製品にも展開され、マキタを代表する人気シリーズになっています。


CL285FDを選んだ理由
選んだ理由の重要な順にこちら
- 紙パック式のコードレス掃除機がほしかった
- マキタ18Vシリーズの草刈り機を所有していた
- コードレスなのにリーズナブルな価格
- じゅうたんやラグがなく、平面だから
充電式クリーナを使っている環境
- 家族数:3人
- 動物:0
- 畳の部屋は1部屋のみ
- パズルマットを敷いている部屋が1部屋
- 他はフローリングで、じゅうたんやラグは敷いていない
15年以上使ったキャニスター式の掃除機が不調となったため、新しい掃除機を探しました。
キャニスター式は吸引力が抜群ですが、重いし車輪はぶつかるし、コードもあるためコンセントの抜き差しが面倒です。やはりコードレスの掃除機は憧れでした。
実はキャニスター式とマキタの充電式クリーナの間に、1万円ほどのコードレス充電式掃除機(サイクロン式)を購入したのですが、吸引力は弱いし、溜まったゴミを捨てることがとても苦痛ですぐにお蔵入りとなってしまいました。
こういった経緯から、ごみ捨てが簡単な紙パック式でコードレスの掃除機を真剣に探した結果、マキタの充電式クリーナCL285FDに出会いました。
我が家の場合、もう1つ決め手になったのは、すでにマキタの18Vシリーズの草刈り機を所有していたため、草刈りをしない間のバッテリを他にも使いたいという気持ちもあったからです。
コードレスクリーナーは日立・ダイソン・シャープ・シャーク・パナソニックなど、代表的なメーカーがいくつもありますよね。その中でもマキタはリーズナブルな価格で展開しています。
我が家はマットやじゅうたんなどを敷いておらず、平らな場所でしか使わないため、マキタのシンプルなノズルでも事足りそうであると判断しました。
本体のみ

バッテリと充電器のセット

40Vと18Vどっちか迷ったときは?
マキタの充電式クリーナを購入するときに、40Vと18Vのどちらにするかで迷うと思います。
40Vと18Vでは差し込み口の形が違うため、互換性はありません。40Vの本体に18Vのバッテリは使用できないようになっています。逆も一緒です。
充電のみであれば、マキタ純正の互換アダプタを使うことで可能になっています。40V用の充電器に互換アダプタを使い、18Vバッテリを充電するのみで、互換アダプタを使って掃除機や電動工具に利用できるものではありません。
軽さ、持ち運びの便利さ、価格を重視するならば18V、パワフルさや稼働時間を重視するならば40Vなど、ご自分が重視するポイントを整理すると選びやすいですよ。使用頻度や使用する場所も検討材料になりますね。
私は最終的に18Vを選びました。充電式クリーナだと、40Vと18Vではそこまで大きな金額の差はないようですが、草刈り機や他の工具などでは数万円の違いがでます。
私は充電式クリーナの前に草刈り機を購入したとき、40Vと18Vでは3万円も価格差がありました。使用頻度を考えると18Vが妥当だと判断しました。
マキタ充電式クリーナ紙パック式のメリットとおすすめポイント
|メリット
- やっぱり紙パック式はとても楽
- 吸引力に不満なし
- リーズナブルな価格
- コードレスはとても快適
- 小さなライトも意外と便利
- 必要があれば専用ノズルやブラシを個別に購入できる
- 標準付属品のノズルにブラシがないため、髪の毛が絡まらない
やっぱり紙パック式はとても楽
紙パック式は本当に楽です。紙パックも10枚500円程度で購入できます。取り換えも簡単で、ほとんどゴミに触れることもありません。
今のところ我が家の場合は2カ月に1回取り換える程度です。


吸引力に不満なし
CL285FDの吸引力は、4段階式で40Vmax仕様と同等の吸引力です。我が家では4段階の2か3で使っています。
4にするとそれなりに音がしますが、2は夜間に使っても気にならない程度だと個人的には感じています。
リーズナブルな価格
ダイソン・シャープ・シャーク・パナソニックなどコードレスクリーナーの代表的なメーカーはいくつもあります。どのメーカーの充電式クリーナでも間違いはないですが、価格が高いものが多いですよね。
その中でもマキタはリーズナブルな価格で設定されています。
コードレスはとても快適
これはコードレス掃除機すべてに言えることですが、実際に利用すれば、もうコードのあるキャニスター式には戻れません。
車の中や屋根裏部屋にも気軽に持っていけるのは本当に便利です。掃除機をかけることがおっくうではなくなりました。
小さなLEDライトも意外と便利
なぜ掃除機にLEDライトが付いているのか不思議に思っていましたが、冷蔵庫と壁のすき間、洗濯機と洗面台のすき間などを掃除するときに、意外に便利で驚いています。
ライトはスイッチを入れると勝手について、スイッチを切ると数秒後に消えます。

必要があれば専用ノズルやブラシを個別に購入できる
標準の付属品ではブラシ系のノズルがありません。ですが別売品で複数のノズルやホースなどが販売されています。我が家でもブラシ付きのノズル2種類とホースのセットを購入しました。

他にもフロアとじゅうたん掃除の切り替え機能が付いたノズルや、カーペット用のノズル、ロック機能のついたホース、後付けのサイクロンアタッチメントなどもあり、必要に応じてチョイスできます。


標準付属品のノズルにブラシがないため、髪の毛が絡まらない
以前使っていたナショナルのキャニスター式掃除機は、頑丈なブラシがノズルに付いていました。その分ほこりも落ちた髪の毛もよく絡めとるのですが、ブラシの掃除が大変です。
マキタの標準付属品のノズルにはブラシがありません。はじめは不安でしたが、使ってみると髪の毛が絡まないので、まさにストレスフリー。
その代わり、キャニスター式ではブラシのおかげで吸い込まなかった小さいものも、マキタのノズルだと吸い込んでしまうことがあるため、注意が必要です。

マキタ充電式クリーナのデメリットと、もうちょっとと思うポイント
|デメリット
- 女性には少し重いかも
- 専用の掃除機台がないのでどうしてもすっきりと置けない
- バッテリがきれると動かないため、急ぎの時は困る
- 種類が多いため、本体のみかセット販売か、わかりにくい
女性には少し重いかも
本体が1.6キロ、セットで入っている18V3.0Ahバッテリが640gで、合わせると約2.2キロあります。
重すぎるとは思いませんが、軽くてすいすいとはいきません。できるだけ肘を伸ばす感じで動かすと少し楽かな・・・と感じます。
専用の掃除機台がないのですっきりと置けない
クリーナ用のソフトバッグは販売されていますが、専用の掃除機台がないため、すっきりと置けません。
バッテリをつけた状態で立てておくのは、倒れたときに危険ですし、ブラシ付きノズルやホースも一緒に置けるような安全で頑丈な台がほしいです。
ハンドストラップが付いているので、バッテリを外して、フックにかけておくのも場所をとらずによいと思いました。
バッテリがきれると動かないため、急ぎの時は困る
当然ですが、バッテリが切れれば全く動かなくなります。18V3.0Ahバッテリのフル充電時間は約22分です。この間に別のことをしていればよいのですが、急いで掃除を終わらせなければならない時に困ります。
我が家は掃除機以外にもマキタの商品があるため、18V6.0Ahバッテリを追加購入しました。
バッテリが2つあるととても快適です。

種類が多くわかりにくい
紙パック式、カプセル式、サイクロン一体式、40Vシリーズ、18Vシリーズ、10.8Vシリーズ、さらに本体のみで販売か、充電器&バッテリがついたセット販売なのか、本当に種類が多くてわかりにくいです。
その分バッテリを使いまわして余計な出費をおさえたり、無駄なく必要なアイテムだけ購入できたりするわけですが、違いがわかるようになるまでが大変ですね。
セット販売かと思っていたら、本体のみですぐに使えなかった・・・とならないよう、お気をつけくださいませ。
マキタ紙パック式掃除機のレビューまとめ
|メリット
- 紙パック式はとても楽
- 吸引力に不満なし
- リーズナブルな価格
- コードレスはとても快適
- 小さなライトも意外と便利
- 必要があれば専用ノズルやブラシを個別に購入できる
- 標準付属品のノズルにブラシがないため、髪の毛が絡まらない
|デメリット
- 女性には少し重いかも
- 専用の掃除機台がないのでどうしてもすっきりと置けない
- バッテリがきれると動かないため、急ぎの時は困る
- 種類が多いため、本体のみかセット販売か、わかりにくい
マキタ充電式クリーナCL285FDを特におすすめしたい方
- 紙パック式のコンパクトな掃除機を求めている方
- すでにマキタの18Vシリーズを所有している方
- リーズナブルな価格のコードレスクリーナーを探している方

お気に入りのコードレスクリーナーが見つかったおかげで、ズボラは私もこまめに掃除機をかけるようになりました。もっと早く購入していればよかったです。
他にもマキタの18Vバッテリを楽しく使うアイテムがないか、探してみようと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。