小中学生2人の家庭学習を応援する母、卯野ハンナです。
家庭学習に陰山英男先生監修の「テストの点が上がる練習テスト」を取り入れています。
娘が小学校1年生から使いだし、塾・通信教育なしで小学校のテストなら2人ともだいたい90点~100点です。※スタサプのベーシックコースは利用しています。
家庭学習ではこの他にも、がくげいの学習ソフトやZ会のグレードアップ問題集などを使っていますが、一番小学校のテスト対策になるのは「テストの点が上がる練習テスト」です。
やはり学校のペーパーテストによく似ているというのが一番のポイントですね。
- 「テストの点が上がる練習テスト」の基本情報
- 監修の陰山先生ってどんな先生?
- 練習テストの取り組み方
- 学校はテストの点だけが大事ではないが点がいいと嬉しいよね
- 「テストの点が上がる練習テスト」の感想
「テストの点が上がる練習テスト」とは?
陰山英男先生が徹底分析して重要ポイントを単元ごとにテスト化しており、小学校のテストによく似ています。
「テストの点が上がる練習テスト」は1年生~6年生まで各学年で販売されています。
A3サイズで1枚ずつ切り離して使うことができ、片面の制限時間は30分で両面だと1時間の設定になっています。
1・2年生は2教科、3・4年生は4教科、5・6年生は5教科分が入っています。
2011年6月から販売されてきましたが、2020年4月に改訂されました。
デザインも一新され、矢印マークが目印です。
「テストの点が上がる練習テスト」の 基本情報
「テストの点が上がる練習テスト」の概要
基本情報 | |
---|---|
著者 | 陰山英男 |
発行 | 学研プラス |
発売日 | 2020年4月16日 |
大きさ | A4 |
色 | オールカラー |
ラインナップ6種類
学年 | ページ数 | 価格(税込) | 教科 |
---|---|---|---|
小1 | 112ページ | 1,430円 | 国・算 |
小2 | 112ページ | 1,430円 | 国・算 |
小3 | 152ページ | 1,650円 | 国・算・理・社 |
小4 | 152ページ | 1,650円 | 国・算・理・社 |
小5 | 172ページ | 1,870円 | 国・算・理・社・英 |
小6 | 172ページ | 1,870円 | 国・算・理・社・英 |
このシリーズは2学年ごとに教科が増えます。それに伴いページ数も大幅に増えるため、金額も上がる設定のようです。
陰山英男先生ってどんな先生?
常に教育の現場の第一線で活躍されている教育者です。ニンテンドーDS隂山メソッドも有名ですね。
1958年3月7日に兵庫県で生まれ、1980年に岡山大学法学部を卒業、小学校で教師人生をスタートされます。
1989年反復学習で基礎学力向上を目指す「陰山メソッド」を確立し、さまざまなメディアに出演。2001年に出版を開始した小学館の「徹底反復シリーズ」は販売累計1,500万部を突破。
立命館小学校副校長に就任、内閣官房 教育再生会議委員に就任、大阪府教育委員長に就任・・・常に教育の現場に身を置き、現在では陰山ラボ代表(教育クリエイター)、一般財団法人基礎力財団 理事長、NPO法人日本教育再興連盟 代表理事、徹底反復研究会 代表など、全国各地で学力向上のアドバイザーを務めています。
教育の分野で幅広く活動されており、常に代表的な立場の方です。経歴は多すぎて書ききれないので、ぜひ陰山英男先生のオフィシャルサイトをご覧ください。
陰山先生の公式サイト
陰山英男先生監修の学習タイマーについてはこちら
2020年、新学習指導要領対応ってどういうこと?
学習指導要領とは簡単にお伝えすると、「日本全国のどこの地域で教育を受けたとしても、一定の水準を受けられるようにするためのカリキュラムの基準」のことです。
学校教育法等に基づき、文部科学省が定めています。
学習指導要領は10年ごとに改訂され、その時代にあった授業内容に見直されているのです。
小学生は2020年4月から新しい学習指導要領が始まりました。
新学習指導要領で注目されているのは「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3つの柱です。
「テストの点が上がる練習テスト」の改訂版の発売が2020年4月16日ですから、まさに新学習指導要領をしっかり取り入れているのではないかと感じさせますね。
実際、改訂版には思考力・表現力を意識して出題されている問題にはマークがついています。
英語のテストもリスニングがあり、専用のアプリから音声を聞いて答える問題があります。
「新学習指導要領の改訂がなぜ必要なのか」など、政府広報オンラインのサイトがわかりやすく書かれていたので、リンクを貼りました。
政府広報オンライン
「テストの点が上がる練習テスト」の学習方法は?
本の特徴や使い方は、目次の次のページにあります。
【画像引用元:「テストの点が上がる練習テスト」使い方のページより】
練習テストはリハーサルと本番テストの2種類があります。(リハーサルがない単元もあります)
どちらも家で時間を計って学校でテストを受けるのと同じように、静かな環境で取り組みます。
リハーサルから先に始めましょう。
リハーサルにはその単元の学習のポイントが上部にまとめられています。さらに各問題の番号の隣に四角いチェックボックスがついているので、わからない問題や、解答に自信のない問題は、テスト中にチェックをいれておきましょう。
テストが終了して答え合わせの時に、チェックした問題を中心に復習します。
しっかり復習をしたら、リハーサルからあまり日をあけずに本番テストに取り組みましょう。
繰り返すことでテストの受け方が身につきます。
学校はテストの点だけが大事ではないが、点がいいと嬉しいよね
小学校は勉強のためだけではなく、大人の目線でいえば大勢の中でコミュニケーション能力をつけてほしい、社会性を身につけてほしい、体力をつけてほしいなど、「学校へ行く」ことにとても意味のあると思います。
子供の目線でいうと、友達と一緒にいることが楽しい、給食が美味しい、部活が楽しいなど。
だからテストの点をそんなに気にする必要はないとも言えます。
でもね、やっぱり学校って勉強できないより勉強できた方が楽しいですよ。
授業参観で子どもたちの様子と、先生が児童に教えている姿を見て「授業って面白いんだな・・・こんなに面白い授業を受けられる子供が羨ましい」と感じます。
そして、なぜ子供のころに「勉強って面白い」と気づけなかったのだろうか。
なぜ「学ぶって楽しい」と誰も教えてくれなかったんだろう・・・
それとも教えてもらったけれど、その時は私の心に何も響かなかったのかな・・・と、子どものころを振り返って思います。
私のこんな子供のころの苦い思い出から、娘が1年生でもこの問題集にすごく惹かれました。
答えとアドバイスに入る前に、陰山先生からのお家の方へ『「テストで点を取る力」は現代の生きる力です。』とメッセージがあります。
一文を引用させていただきました。
「受験テクニックでいい点をとらせることは悪いことだ」といった主張をよく耳にしますが、必ずしもそうとは言えません。なぜなら、しっかり学習しても、自信がなく緊張してうっかりミスをすることは、ごく普通にあることです。しかもテストの結果が悪ければ、子どもは自信を失います。逆に、いい点を取ることができれば、子どもは自信と意欲を持ち、授業に意欲的に参加するようになります。つまり、子どもの成績を上げるには、「まず、いい点を取らせる」というのが鉄則なのです。
【引用元:「テストの点が上がる練習テスト」答えとアドバイス お家の方へより】
私はこの陰山先生の言葉にとても共感しますし、我が子2人を見ても、テストの点がいいと、「次も頑張りたい」と言います。
テストの点が上がる練習テストの感想
「学校のテストと似ているから、100点がとれるとすごく嬉しい!」とのことです。
漢字練習は嫌いだけど、プリントだと思えば1問につき1回書くだけならできる・・・だそうです。
でもこれに尽きると思います。家庭学習で勉強している子供本人が喜んで続けられるのはとても大事なことです。
私から見た感想としては、本当に小学校のテストとよく似ているので、続けていけばテストの点数は上がると思います。
難易度は学校のテストより少し高いです。
今はいろんな学習方法がありますし、勉強が身についていたとしても、テスト慣れしていないと、思った点数がとれない事もあります。
そういった対策に模擬テストを鉛筆で手書きする練習にはうってつけですね。
解説部分はオールカラーで丁寧です。とくに算数は図や表もたくさん載っているのでわかりやすいですね。
フォント自体も改訂版からは、より見やすいフォントに変わりました。
学習の記録を書き込めるページがあり、練習テストを終えたら、得点を記入できるので、達成感があります。
こういうスタンプラリーみたいなものは純粋に子供たちが喜ぶ(笑)
学習の記録
【画像引用元:「テストの点が上がる練習テスト」学習の記録より】
我が家は問題集をコピーして使いたおすタイプです。
その点この「テストの点が上がる練習テスト」は切り離せるのでコピーしやすくて本当にいい!
コピーもお金がかかりますが、今はB4 サイズまで1枚5円で印刷できるコピー機があるので、A3サイズをB4サイズに縮小すると10円で両面印刷できるので助かります。
※許可なく転載・複製は本来禁止されていますが、コピーを家庭内だけでつかう場合は「私的使用を目的とした複製」で合法と私は解釈しています。
練習テストはすべて切り離しできる
【画像引用元:「テストの点が上がる練習テスト」より】
娘は漢字の書き取りが嫌いです。小学生の時は「漢字ドリルの〇ページをノートに2回ずつ書く」という宿題が一番嫌いで泣いていました。
宿題はしかたがないので一応取り組みますが、宿題以外の漢字練習は「テストの点が上がる練習テスト」の漢字テストを10枚ほどコピーし、時間があるときに取り組むと、漢字だけはクラスで一番です。
A3プリンターを購入すると爆速で効率が上がる
家庭用のA3プリンターは家庭学習における最大の相棒です。
話が少しそれますが、娘が中2の夏に思い切って家庭用のA3プリンターを75,000円で購入しました。5円コピーも積み重なれば数万円となったころです。
75,000円と聞くと高いと感じられるかもしれませんが、我が家は塾も利用していないため、高校受験まで考えると高い買い物ではありません。
今のプリンターはランニングコストも安く、我が家が購入したbrotherのプリンターは、A4サイズのコピーが1枚0.8円です。
テストの点が上がる練習テストは、切り離して1枚になるためコピーしやすいく、家庭用プリンターが大活躍です。
我が家が購入したbrotherのプリンター
問題集紹介・テストの点が上がる練習テスト小1~小6
ここまでテストの点に注目して書きましたが、テストの点数を上げるために勉強するのではなく、最終的には「学ぶって楽しい」という事を子ども達には伝えていきたいです。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。