小中学生の母、卯野ハンナです。ご訪問いただきましてありがとうございます。
現在小学生の息子(弟)が小児歯科矯正第一期治療中(4年目)、中学生の娘(姉)が第二期治療までの経過観察中です。
私も夫も歯並びが悪く、虫歯にもなりやすかったため、子どもたちの歯並びは小さいときから気になっていました。
ほとんどの歯科矯正は自由診療ですから高額になりますよね。
このブログ記事では息子が歯科矯正をはじめてからかかった金額や経過をまとめています。
子どもの歯科矯正を検討していて、実際に矯正歯科治療を受けている子供の経過や治療内容、費用などの一例を見たい方のお役に立てればうれしいです。
歯科矯正は1人1人治療計画が異なるため、体験談の参考程度としてくださいませ。
子供の歯科矯正 3年間でかかった費用の合計は50万円以上
年数 | 内容と金額 |
---|---|
治療1年目 | 精密検査:55,000円 |
小児歯科矯正 第一期治療:385,000円 | |
初診料+定期観察7回+関連商品購入:22,750円 | |
治療2年目 | 定期観察5回:18,700円 |
治療3年目 | 定期観察4回:20,900円 |
3年間の合計 | 502,350円 |
精密検査から治療費の合計は502,350円でした。
第一期治療は385,000円で追加料金はなしと告げられています。
これ以外に通院の交通費やプレート(床矯正装置)の洗浄剤も必要です。
我が家が愛用している洗浄剤がこちら
小児歯科矯正は保険適用になるの?息子はならなかったが、保険適用になることもある
息子は切端咬合でした。切端咬合とはかんたんにお伝えすると、上の前歯と下の前歯の先がぶつかってしまうかみ合わせのことです。
矯正歯科の専門医から、必要以上に歯がぶつかってしまい、歯に負担をかけるため、第一期の治療が必要と判断されました。
切端咬合のイメージ画像
聞くだけならタダということで、一応聞いてみました。
私「先生、切端咬合は保険適応にはならないのでしょうか?」
先生「残念ながら、日本中探しても、息子さんの場合は保険適用にならないですね」
ということで、息子の場合は保険適応になりませんでした(涙)
- 抜歯は必要最低限
- できるだけ矯正装置などを使う期間は短くすむように計画する
- 小児歯科矯正は必要と思われる時期から始める(早く始めればよいというものではない)
現在歯科矯正で保険適応になるのは、先天異常の61疾病と、顎変形症の2種類です。
公益社団法人 日本矯正歯科学会のこちらのページがわかりやすかったのでリンクをはらせていただきました。
矯正歯科治療が保険診療の適用になる場合とは
我が家の子供たちのまわりで、歯科矯正をしているお友達は何人かいますが、保険適応の歯科矯正を受けているお子さんは2人だけです。
1人は永久歯が6本もないそうで、もう1人は生まれつき顎の手術を何回もしていると聞きました。保険適応になるのは、よほど重大な症状がある場合なんですね。
我が子が保険適応になるほどの歯列矯正を必要としなかったことに感謝すべきなのかもしれません。
小児歯科矯正は医療費控除の対象なの?対象だから確定申告しよう!
歯科矯正が保険適応になるのは限られていますが、成長期の子どもの歯科矯正は医療費控除の対象にはなります。
- 通院のための交通費(電車やバス)も控除の対象だが、マイカーでの通院にかかる費用は対象外
- ローンで支払った分も控除の対象だが、ローンが年をまたぐときは分散されるので注意
- 治療から5年以内であれば、さかのぼって医療費控除を申告できる
- 共働きの場合、収入が多い方で申告した方がお得
小児歯科矯正をはじめてからの経過(現在も治療継続中)
子どもが歯科矯正をはじめた経過を順番に書いていきます。実際に歯科矯正をすすめている体験談に興味がある方はご覧くださいませ。
乳歯がぴったりと隙間なく並んでいたため、歯並びが気になるようになりました。
虫歯がないかチェックしてもらうために受診した歯医者で切端咬合を指摘され、矯正歯科への受診を検討することをすすめられました。ここまでは自治体や保育園の定期健診のみ。
やはり切端咬合は上下の歯が必要以上にぶつかって負担が大きいため、第一期治療からはじめることをすすめられ、現在お世話になっている矯正歯科専門医を紹介してもらいました。
初回の診察では、ヒアリングと精密検査を行う。
大学病院を受診したさいに、息子の場合は第一期治療から始めた方がよいと言われていたので、初回の診察では「歯科矯正をすることに決めた」という前提で受診したため、すぐに精密検査をし、撮影された画像をみながら丁寧に治療計画などの説明を受けました。
まずは切端咬合を直すところから始めるのは理解していましたが、息子の場合は前歯だけではなく、奥歯の矯正も必要になるから、第一期治療だけでは終わらないかもしれないと言われてショックを受けました。
これは治療が長期化&医療費がさらに高額になることを意味します。
ですが、見た目だけではなく、健康のためにも歯は大事。
自分自身が歯並びで苦労しているので、子どもの歯科矯正をはじめることには迷いはなかったです。
プレート(床矯正装置)を上あごに付ける
息子の歯科矯正はプレートを装着することから始まりました。
プレート(床矯正装置)
プレートは真ん中の穴にネジを通してまわすことで、少しずつ開くようになっています。
学校から帰宅後の家の中だけで使うお子さんもいるが、可能であれば日中も使ってみてと医師から指導をうけました。
使用時間が長ければより効果を期待できるとのことです。
息子は嫌がらずにつけてくれるので、食事以外の時間はほぼつけています。
ねじ回し
学校では給食の時だけ外し、ケースに入れています。
かわいいプレートケース
歯科矯正をはじめて半年ほどは、毎週1回ネジをまわし広げていきました。
おどろくべきことに、切端咬合についてははじめの1カ月程度で、上の前歯が下の前歯にすべてかぶさるようになりました。
切端咬合は改善
上下の歯の中心はずれているので、まだまだ治療はかかりますが、切端咬合が改善された時は親子で大喜びしました。
歯科矯正をはじめて4年目になり、今はねじ回しをお休みするように指示されています。
現在はプレート治療を続けながら、永久歯に生え変わるのを待っているところです。
プレート(床矯正装置)治療での実際にあったトラブル
あたりまえですが、広げた後に装着するときつく感じるそうです。
ねじ回し後に1回だけ頭痛がすると訴えたことがありました。
頭痛は1日ほどでおさまり、親子でホッとしたのを覚えています。
頭痛などは人によってさまざまで、ブランケットで治療している中学生のお友達は、調整のたびに頭痛がするようだとママ友から聞きました。
半日プレートを外していると、ねじ回しをしなくても、きつく感じるそうです。
1か所プレートの針金が破損しましたが、先生が歯ぐきにあたらないように調整してくれ、そのまま今も使っています。
この他にプレートが関係しているのかしていないのか、乳歯がなかなか抜けないこともありました。
乳歯を抜歯してもらうとしっかりと根っこが・・・通常は乳歯の根っこがとけた状態で抜けますよね。
根っこがとけた乳歯しか見たことがなかったのでびっくりしました。
定期観察の内容
定期観察の内容は歯のお掃除とプレートの調整がメインでしたが、たまにレントゲン撮影をすることもありました。
1年目は2カ月に1回ほど定期観察に受診していました。
それから3~4か月に1回の受診に変わり、現在に至ります。定期観察の費用は3000円~6000円程度です。
まとめ:歯科矯正(小児)3年間でかかった費用と経過
- 小児歯科矯正第一期治療をはじめて3年分でかかった費用は約50万円で、1年目が約46万円、2~3年の間は3~4カ月おきくらいの定期観察で、その都度3,000円~6,000円程度です。
- はじめに作成したプレート(床矯正装置)を現在も使用しています。
- 切端咬合はすぐに矯正され、上の前歯が下の前歯にかぶさるようになりましたが、上下のかみ合わせの中心がずれているため、まだまだ治療はかかりそうです。
歯科矯正は高額ですよね。でも歯は一生使いますので、治療をはじめたことに後悔はありません。実際切端咬合が改善されて本人も喜んでいます。
今後も歯科矯正でかかった費用や経過を追記していく予定です。
上の娘も歯科矯正を予定しているため、治療を開始したら中学生の歯科矯正体験談として、またブログ記事にまとめていきます。
子どもの歯科矯正の一例をブログ記事で見ていきたい方のお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
子ども2人とも、歯では苦労しております・・・
娘の過剰歯についてまとめた体験談がこちら