子どもの顔に、跡が残るような傷ができた時、女の子でも男の子でも親はいたたまれなくなります。
我が家の娘も小学校低学年の時、おでこのど真ん中に、縫う程の傷を作った時は青ざめました。
本日は怪我をしてから、ほとんど目立たなくなるまでをまとめています。
体験談ですので、一例としてみていただけたら嬉しいです。
- おでこの傷跡が目立たなくなるまでの期間とその間のケア
- 転倒によるおでこの傷は何科を受診するのか?
- 「傷を縫う」選択をした理由
- 小学生の娘が受けた縫合の処置と抜糸まで
治療に使ったエアウォールUVテープのレビューはこちら
エアウォールUVテープ
【傷が苦手な方、注意!】目立たなくなるまでの画像3枚
まず、どのくらい目立たなくなったかがわかる写真3枚です。1枚目は痛々しいのでグレースケールに加工してあります。
3針縫った次の日の写真(傷は15mmほどです)
縫合から1週間後に抜糸した翌日の写真
軟膏とエアウォールUVテープでケアして6か月後の写真
どうですか?自分から言わないと怪我をしたとはわからないほどになりました!
おでこを3針縫合してから、目立たなくなるまでにかかった期間やケア
娘の場合はほとんど目立たなくなるまでに6ヵ月かかりました。傷がとても目立っていたのは初めの1ヵ月ほどです。
怪我~傷が目立たなくなるまでを時系列に表すならば
- 転倒しておでこをぶつけて出血
- 外科で3針縫合
- 翌日から1週間:消毒+ガーゼ交換と、ぬらさないように注意
- 縫合から1週間:抜糸 ヒルドイドソフト軟膏を処方
- 1週間:ヒルドイドソフトをこまめに塗るも、すぐにとれてしまい苦戦 極薄UVテープの存在を知る
- ヒルドイドソフト軟膏を塗り、UVテープで固定
- 6ヵ月後:ほとんど目立たなくなる
抜糸後、ドクターからヒルドイドソフト軟膏を処方されました。
ピンクのチューブに白いクリームの軟膏で、処方箋がないと買えない医薬品です。
傷に血液を集める作用があり、傷の治りを早める効果もあるとのことでした。
しかし、困ったことにおでこの傷のため、帽子をかぶったり汗をかいたりするとすぐに落ちてしまいます。
こまめに塗りたくても、学校で過ごす間は塗れません。
本人はすぐに忘れてしまうので管理ができません。
さらに、傷は紫外線にあたると傷跡が残りやすく(色素沈着)なるという事を、はじめて知りました。
しっかりとした日焼け対策が必要になりますが、毎日おでこの真ん中に絆創膏を貼って登校するのも気にするかな・・・と思っていたところに、「エアウォールUVテープ」なる商品を発見しました。
これがまた極薄のテープでツッパリ感や痒みもなく、とても気に入りました。
エアウォールUVテープの感想はエアウォールUVテープを使用した感想を口コミ【顔の傷の紫外線対策】に書いています。
ヒルドイドソフト軟膏を傷跡に少量塗り、エアウォールUVテープで紫外線対策+軟膏が落ちないための蓋の役割として、外出する日は毎日貼り続け、6ヵ月後にケアを終了しました。
エアウォールUVテープを貼っていたのは日中だけで、自宅にいる間や、夜はヒルドイドソフト軟膏を塗るだけでした。
エアウォールUVテープ
ヒルロイドソフト軟膏と同じ成分が配合された市販薬のヒルマイルド
実際に我が家が半年間行ったケアの方法
- 傷後(1.5cm)に爪の先ほどのヒルドイドソフト軟膏を塗る(たくさん塗ると、テープが付きません)
- 25mm幅のエアウォールUVテープを2cm切り、傷の上から貼る
- 夕方、学校から帰宅したら剥がして、入浴後は軟膏を塗るのみで朝まで過ごす
多少、手間だと感じる部分はありましたが、顔の傷ですし、小学校低学年の娘だけではケアの実践はできないので、親の役割だと思って続けました(苦笑)
半年かかりましたが、思っていたよりはずっときれいになって本当に良かったです。
傷の深さや大きさによって個人差があるので、あくまで体験談の一例です。
頭や顔の傷は何科を受診する?整形外科です
形成外科を受診します!
しかし形成外科は地域によって少ないですよね。
外科や整形外科でも対応してくれる場合が多いので問い合わせてください。
実際この時も近くに形成外科がないので、私のかかりつけの外科に連絡して受診しました。
娘が道で転んでコンクリートの地面に顔をぶつけたとき、びっくりするほどの血が出ました。
ああなってしまうと動揺して何科を受診するかさえわからなくなってしまいますが、頭や顔の外傷は形成外科の分野です。
顔の傷を縫う判断にいたった理由 縫った方がきれいに治ると診断されました
「あー、ぱっくりな傷だねー。この傷、縫った方がきれいに治るよ」の外科の先生の一言と、私も傷口を見て、納得のぱっくり具合から、縫ってもらうことに決まりました。
テープで止めるという選択肢もあるようですが、先生は成長すると傷が大きくなって目立ってくるから縫合することをすすめられました。
たしかにおでこだと成長するにつれて左右に引っ張られますよね・・・
これ以上痛い思いをするのはかわいそうな気もしましたが。
子どもがうけた縫合処置の内容
小学校低学年の娘は泣きながらも暴れることはありませんでしたので、手をつなぐだけで抑える必要はありませんでした。
ベッドにあおむけに寝て、おでこの傷に穴の開いたシートがかけられました。
先生が局部麻酔を傷口から放射線状に注射していきました。
娘は怖がってずっと泣いていましたが、あっという間に麻酔で痛みは感じていなかったようです。
3針縫って、大きなガーゼを貼ってもらって終了です。
縫合処置後から抜糸までの医師からの指示と注意点
縫合の後に先生から指示があったこと
- 抗生物質が5日分処方、飲み切る事
- ソフラチュール添付剤という殺菌作用のあるシートが処方、1日1回患部に貼る事
- 傷は抜糸まで濡らさない
頭を打った後の注意点
- 数日間は、嘔吐やひどい頭痛がないかを様子観察
- 1ヵ月くらいはふらついたり、しゃべり方がおかしかったりしないか様子観察
外科を受診し、はじめにレントゲンをとってもらいました。
こちらも異常は見られないということで、ホッとしたのを覚えています。
外の見た目も大事ですが、もちろん中も大事ですからね。
1週間で抜糸となり、抜糸も怖がっていましたが、痛くはなかったようです。
以上が頭部外傷から、縫合とほとんど目立たなくなるまでに行ったケアの内容です。
【実録】子供の頭部外傷で、母子ともにびっくり!痛々しい様子をえがく(笑)
ここからは頭を打って親子でびっくりしてあたふたしたしながら病院に行き、縫合の処置をうけるまでの様子を書きました。
もう過去の話で笑い話です。お時間ある方、見て笑っていただけたら嬉しいです。
娘が小学校低学年のころ、学校の校門付近まで車で迎えに行くと、一人の児童が転びました。
「あら、可哀そうに転んじゃって・・・」と思っていたら、「・・・え、うちの子???」
普段、送迎はしないので、なんたるタイミング!
良かったんだか悪かったんだか(苦笑)
すぐに先生やお友達に囲まれ始め、私も娘のそばに寄ると、これまたびっくり!
四つん這いでボタボタと顔から出血しています。
血にビックリした娘からは、ひたすら「ひーーーーー」と、小さな声が聞こえます。
こんな中でも周りの子ども達が優しくて、持っていたポケットティッシュを出してくれました。
当の娘も私も手ぶら(汗)みんなありがとう!!!
私は、厚く重ねたティッシュの束で圧迫止血を始め、先生は顔のまわりや手についた血液を拭いてくれ、私はその場でお礼を伝えて、急いで病院に向かいました。
私のかかりつけの外科で、まずはレントゲンを撮影。
外科の先生からは
「あー・・・ぱっくりだね・・・レントゲンの方は大丈夫みたいだけど、この傷は縫った方がキレイに治るよ」
私も一緒に傷を見ると、納得のパックリ具合です。
いつも賑やかすぎる娘ですが、さすがに今回は無言です。
先生の「縫った方がいい」発言により、娘の青ざめた顔がさらにひきつったのをよく覚えています。
すぐさま隣の処置ベッドで横になり、局部麻酔から始まりました。
ここにきてさらに「ひぃーーーーーーん」という娘のすすり泣く声が(汗)
娘「か・・・母さん、手をつないで・・・」
娘の手を握ると、冷や汗でピチャッ・・・とても冷たい手です。
3針縫う手術となりましたが、先生の隣でジッと観察していた私。
外科の先生は本当にすごいな・・・と思いました。
真剣に傷を縫っているところを見ていたら、先生から
先生「お母さん大丈夫?気持ち悪くなったりしないでね。普通子どもが縫っているところをジッと見ている人いないよ。倒れないでね?」
私が心配されてどうする・・・
手術が終わり、娘は抜け殻状態です。
魂がぬけた感じが、一瞬「だれ???」と思う程でした。
先生から次の受診の時期や、自宅での消毒の方法などを聞いて、1週間、消毒やガーゼを交換しながら過ごし、抜糸となりました。
これだけひどく打ち付けたので、てっきり誰かとぶつかったのかと思いきや、完全な自爆だそうです。
このころの娘の体重は20キロ、ランドセルは5キロ以上の重さでした。ちょっとよろけただけでも勢いがついてしまったようです。
なんと額の傷以外に怪我がありません。娘よ・・・次は手が出るといいね・・・
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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