就学援助制度の心配事 バレない?習い事を続けても大丈夫?【体験談②】

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小中学生2人を子育て中の卯野ハンナです。

私は夫との死別でひとり親となり、就学援助制度を利用させていただいています。

今回は、就学援助制度を受けたさいの心配事を、利用している立場からまとめました。

この記事でお伝えする内容
  • 就学援助制度を受けることは恥ずかしいのか?
  • 就学援助制度を利用しても習い事は続けても大丈夫?
  • 利用していることは周りにバレる事はないの?
  • 貧しい家だと思われていじめられたりしない?
  • 子どもには就学援助の事をどう話すか?

就学援助制度の概要にふれながら、申請手順や申請の理由などについて書いた記事はこちら

目次

就学援助制度を受けることは恥ずかしいのか?

学校の教室の画像

最終的に言えることは1つです。恥ずかしいとか言っていられません。利用できる制度は積極的に利用するのが保護者の務めです。

就学援助制度を申し込むさいには随分迷いました。

家庭の経済状態を赤裸々に学校や教育委員会にお伝えしないといけませんし、財源は税金です。

審査を通過したとして、年間を通して6万円~8万円ほどの支給額。

初めは習い事をやめさせれば・・・とか、安定した収入のある仕事に転職できれば・・・など、なんとかお金を節約する方法や、収入を増やす方法を考えました。

他のご家庭に知られたくないという思いや、周りに知れたら子どもが何か言われたりしないか??などもいろいろと想像しました。

こういった理由から就学援助制度の申請を迷っていたら、担任の先生から背中を押してくれる言葉をいただきました。

「卯野さん、子育てはお金がかかりますよ。今は何とかなっても、これからどんどんお金がかかる時期になる。利用できるものがあるなら使った方がいい。制度を利用するのはも珍しいことではないし、誰がもらっているかもわからない。立ち入ったことを言うけど、これからのお子さんたちが心配です。」

良い先生に受け持ってもらえて、我が子は幸せ者です。

子どものために、利用できる制度があるのに知らないふりをする方が恥ずかしいんだと気づきました。

就学援助制度を利用しても周りにはバレる事はないの?

小学校の廊下の画像

周りで就学援助制度を利用していることを聞いたことがありますか?私はいまだにありません。

しかしこちら(↓)のH24年度の就学援助を利用している生徒の数を示した資料からは、各都道府県で偏りがあるものの、多い地域では4人に1人もの割合で、援助を受けている事がわかります。

これは学校や教育委員会の配慮があってこそなのだと思います。

我が子がお世話になっている小学校では、書類は子ども経由で封書にて渡されます。

返信が必要な書類は、記入して私も封書にして子どもに持たせ、担任の先生に渡します。

おそらく担任の先生から学校事務の先生へ渡されるのだと思います。

お金も、銀行口座に振り込んでくれますので周りにはわかりません。

もしわかるとしたら、援助を受けている家庭同士や、以前に援助を受けていた家庭ならわかるかもしれません。

理由としては、子どもが封書を持ち帰った時に、「○○君も同じ手紙をもらっていたけど、何が書いてあるの?」との発言からです。

でもだからと言って内容まで本当に同じものなのかはわかりません。

書類を郵送していて、支払いが銀行口座に振り込まれる自治体は全く分からないと思います。

学校側の配慮に心から感謝いたします。

就学援助制度を利用したら習い事はどうする?

ランドセルを背負った女の子の後ろ姿の画像

就学援助制度を利用できるかどうかは、収入や家族の人数で決まります。習い事は関係ありません。

持ち家かどうか、車を所有しているかどうかは申請書類に書きましたが、習い事の記入欄などありません。

小学校の先生方は我が家がスポーツ系の習い事をしていることは知っていますが、習い事を指摘されたことはないですよ。

就学援助制度とは児童生徒が楽しく学校生活が送れるように、経済的に困っている小中学生の保護者に対し、学用品費や校外学習費、給食費などを援助する制度です。

基本は低所得者向けの制度ですから、習い事や塾を山ほどしていたら嫌味を言われることがあるかもしれませんが、習い事をしていても就学援助制度は利用できます。

就学援助制度を利用していじめられたりしない?

学校の靴箱の画像

これは質問系のサイトでたまに見かけるので、項目に入れたのですが、上記で述べたように、制度を利用していることは周りにはわからないため、これが原因でいじめられることはないと思います。

世の中にはいろんな方がいるので、我が家がたまたまひとり親になってもそんなに変化がなかっただけなのかもしれませんが、今のところ母子家庭になったからとか家が貧乏だとか、そういった理由で子どもがいじめられたことはありません。

たまたま一時的に収入が減ったとか、家族構成が多くて制度を利用したい場合がほとんどでしょうから、そんなことを話題にするような保護者の関係は悲しいですね。

制度を利用していることを子どもに話すか?

ランドセルを背負って走る女の子の画像

話す話さないに正解はありませんが、我が家は話してあります。

学校から封書を渡されれば、当然ながら「なんで私だけお手紙をもらうの??」と子どもは感じます。

正直に、父親が他界して生活費が足りないことで教育費として援助をしてもらっている事や、この援助してもらっているお金は税金から出してもらっていることなどを話しました。

そして、日本には本当に困った時に利用できる制度があり、それは大人1人1人が税金を納めていることで成り立っているから、援助してもらっていることに感謝し、自分も大人になったら税金を納めていこうねと伝えました。

さらにこの内容では、一緒に封書をもらっている○○君の家も「お金がない」になってしまうので、家族が多いと、制度を利用できることもあると付け加えました。

本人は子どもなりに一応理解した様子です。

最後に

学校の体育館の画像

就学援助制度は審査が通りやすい地域と、通りにくい地域がありますので、通りやすい地域の方から見たら、「こんなに大げさに思わなくてもいいのでは?」と感じる内容かもしれません。

でも通りにくい地域にお住まいの方は、お金がなくて給食費を滞納するレベルじゃないと受けられないと思って、申請すら諦める方もいるのです。

主人と死別してから、様々な援助を受けて生活しています。

毎月ギリギリではありますが、おかげで好きな仕事を続けながら、子どもたちの帰りを待つことができています。

この先、どんな未来が待っているのかはわかりませんが、今子どもたちと一緒に生きていることを心から感謝しています。

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

就学援助制度の概要にふれながら、申請手順や申請の理由などについて書いた記事はこちら

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