あなたの自己肯定感はもともと低い?それとも子育て中の今の方が低い?
まず、低いことが前提でごめんなさい。
「自己肯定感の高い子どもにするには」といった内容を見て思うのは、母親の自己肯定感も、子どもと同等に大切だと感じます。
子育て中はメインで子育てをしている保護者(だいたいはお母さん)の自己肯定感は低下しませんか?私はだだ下がりもいいところです。
この記事では出産後から始まった、私の自己肯定感がどんどん下がっていった経緯と、現在自己肯定感を保つ方法として実践していることを書いています。
自己肯定感が低いとは?低くなる原因は?
自己肯定感とは、ざっくり言うと「自分のあり方を認める感情、自分の価値や存在する意味を良い(肯定)と思える感情」を指します。
ですから「自己肯定感が低い」というのは、自分のあり方を否定している状態です。
言葉にするなら「私は私が嫌い、許せない、こんな自分が嫌でたまらない・・・」などネガティブオーラ満載の状態ですね。
自己肯定感が低くなる原因は、親との関係が深くかかわっているとされています。
その他にも大きなショック体験は自己肯定感が低くなる原因になるそうです。
私の子どものころ、両親は仕事で忙しくて放任主義。多少は寂しさは覚えています。
私の自己肯定感がいちじるしく下がったのは出産後
親とのかかわり方を思い出すと、もしかしたら自己肯定感が低いのかもしれませんが、社会に出て働きだし、新しいお友達ができて、自分でお金を稼げて、頑張れば上司に褒めてもらえて「よし、今日も頑張ったな」とどんなに忙しくても充実していました。
ちょっと体も壊しましたけどね。
結婚してからも旦那さんは優しい人で、口数は少なかったけれど、大事にしてくれているのがわかって幸せでした。
ですから私には大きなショックだったのです。
子育てがこんなに大変だなんて(泣)
子育てなめててごめんなさい!
地球に人類が存在するようになってから現在まで、それはそれは数えきれないほどの女性が赤ちゃんを産んで、家族や地域で育ててきたはずです。
みんながやってきた事なんだから、私もきっと大丈夫。
赤ちゃんがお腹にできた時はとても嬉しかったし、いっぱい可愛がってあげたいと心から思っていました。
でもね、いざ蓋をあけたら(出産したら)なんてこと、ショックですよ、大ショック!!
こんなことみんなやってきたの???
思っていたのと違いすぎる!
こんなに大変なんて、だれも教えてくれなかったよね(号泣)
- 寝ない
- 置くと起きる
- 夜泣きが始まる
- おっぱいは噛む
- 3時間以上眠れない
- 離乳食はなげる・遊ぶ
- 抱っこしていないと泣く
- 起きている間中かまってくれ攻撃
- ちょっと大きくなるとイヤイヤ・・・
赤ちゃんの時期に関しては、我が子だけが特別ではありませんよね。
これは一般的な赤ちゃんのあたり前の姿です。
大きくなったらそれはそれで悩みも変わってきます。
長女は新生児の頃から今現在、楽に思った事がない・・・
仕事なら、忙しくても終わりがあるけど、育児は24時間体制で、しかもみんながあたり前というし、こんなに大変なのにだれも褒めてくれない!!
こんな体験、今までの経験にないですよ。
仕事でどんなに理不尽なことをされてもエンドレスで続くわけではないし、どうしても嫌なら退職という手がある。
でも子育ては思っていたのと違うとしても、放棄するわけにはいきませんよね。
だって、自分から産まれてきたけれど、自分の分身ではありません。
一つの命で、誰かが手助けしてあげないと死んでしまう存在です。
だから余計に悩みますし、できない自分が憎たらしい。
頑張っても頑張っても思い通りにはいかないし、頑張ってもだれも褒めてくれないし。
できない、わからない、私って人間失格?こんなにできない奴だったっけ?
仕事で同僚と楽しく目標を言い合い、仕事のできる先輩に憧れたり、新たな技術を学びたくて一からスクールに通ったりしてきたことは、子育てには何も役に立たなの?
もうね、負のオーラ全開で、自己肯定感も下がりっぱなしですよ!!!
人生の中で人間に対して怒鳴ったのは我が子がはじめて
生きてきた中で、人を怒鳴るって経験ありますか?
実の親とも怒鳴りあいのケンカなど、したことないですよ、私。
私は恥ずかしながら、我が子に怒鳴ってしまいます。
日常で同じことを言うのは3回ぐらいが限界です。4回目は怒ってしまいます。
「家の中は歩くんだよ」何百回、何千回言ったか分かりません。
これも私は苦しみます。生きている中で、怒りたくも怒鳴りたくもないですよ。ただ静かに暮らしたい。
肉体的、時間的、金銭的・・・いろいろ余裕がないと爆発してしまいます。
小さい子どもを本気で怒ってしまう、こんなブラックな自分がいたなんて・・・
時代や生まれた場所が違っていたら、私は子どもを育てていられるのだろうか?自分が怖い・・・
不安を抱えて自己肯定感が低い親のもとで育ったら、少なからず影響するのではないか???と思う時があります。
自己肯定感を高める子育てを目指すのも重要ですが、同じくらい自己肯定感が低い母親の気持ちを、ポジティブな方向へ上げることも重要ではないでしょうか?
ただでさえ日本人の自己肯定感は諸外国からみて低めだと聞きます。若者に至ってはそれが顕著でデータにもでています。
内閣府のデータのページにリンクをはらせていただきました。
内閣府の自己肯定感を調査したデータのページはこちら
今、自分の自己肯定感を保つ方法としてやっている事は
「上げる」ではなく「保つ」です(苦笑)
気持ちを肯定的にシフトしていくのは難しいように感じていますが、とにかく、毎日子ども達が大怪我もせず、楽しく学校に行って、交通事故や連れ去りにもあわず、無事に家に帰り・・・といった、ごく一般的な日常をおくることを保っている自分をもっと褒めます。
私の場合、旦那さんもいないので、自分で褒めます!!
もう暗示です!!
ハンナ、なんだかんだ1人でよくやっているじゃないか、よく怒っちゃうけど大事だと思っているからだよ。
2人とも学校が大好きで、毎日元気に登校しているよ。できないこともあるけれど、できたこともあるよ。
自分の価値は自分で決めていいんだよ。
1人の人間として、親として、私はここにいていい。ここが私の居場所。私だけは私の味方。
と、暗示のように自分をほめまくります。たまに本気で泣いてしまいます。
パートナーが同じ屋根の下に暮らしているのなら、お願いだから、育児メインのパートナーを褒めちぎってほしいです。
なんでも子供中心じゃなくてもいい
もっとお母さんの心が穏やかでいられる方法を取り入れてもいい
いつも子どものことばかり考えないで、お母さんが楽しいことを優先していい
すべてにおいて自分を優先しては子どのも成長に支障がでそうですが、この記事を見てくださっている方はきっと何より子育てを優先してきた方だと思います。
それから、どれもこれも自分でやろうとしないで、パートナーや祖父母、ママ友を頼ったっていい!!
「手伝ってもらう」というのは、相手にとってもプラスの効果もあるんです。
だって、手伝ってあげた人は「自分は誰かの役に立った」と自己肯定感が上がるでしょ。
そんなのわがまま?自分勝手?そんなことはありません。
お母さんの気持ちが穏やかでいることは子どもにとっても嬉しいはずです。
子どもの自己肯定感を高める方法も騒がれて、書籍もたくさん出ています。同じようにお母さんの自己肯定感も高めてほしいです。
自分のことも含めて、強く思います。
最後に
子どもってかわいいですよね。でも、可愛いのあたり前だと思います。だってこんなに手間のかかる生物、可愛くなかったら育てられないです。
赤ちゃんは可愛いって遺伝子に刻み込まれているのでしょうか?
今は自分の自己肯定感が下がった現状を客観的に見るようになったため、気持ちは落ち着いています。だからと言って子どもたち(特に娘)とバトルしない日はありませんw
でも子どもが成長するにつれ、子育ての悩みも大きく変わるので、また急下降する事があるかもしれませんよね。
急下降する時はまたこの記事を読みます。
将来、子どもたち本人の自己肯定感が下がり「母さんがあの時○○で○○って態度だったからこうなったんだ!!!」と言われたら、素直に謝れる親でいたいです。
以上が、母である私の自己肯定感が急下降したお話です。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。