保育園や幼稚園の年長さんでのお友達トラブル 親にできることは?

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子ども2人が保育園にお世話になっていたころは保護者会の代表も務めた卯野ハンナです。

本年度ももれなくPTA役員から、自治体から委嘱された相談員などをかけもっております。

保育園や、幼稚園でのトラブルは大きく分けて2つに絞られます。

  1. お友達とのトラブル
  2. 保護者間のトラブル

たまに「保育士さんとあわない」といったケースも聞きますが、我が家は該当したことがありません。

何年もお世話になりましたけど、どの先生も本当に子どもに好かれた素敵でかわいらしい保育士さんたちでした。

本日は、実際にお友達とトラブルになったさい、保護者はどう介入し、どういった行動をとるとよいのか?といった視点で自分の体験談をもとに書きます。

成功した一例として、見ていただけると嬉しいです。

目次

お友達トラブルの対処法としての結論

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結論からお伝えすると「担任の保育士さんを信頼し、事実だけをお伝えする」です。

え、それだけ?先生に丸投げ??と思われそうですが、それだけのために私は2日考え、結局一番スムーズに解決しました。

私はもっと早く言えばよかったと思っていますし、今回の件だけが特別上手くいったとは思いません。やはり保育士さんはプロです!!

保護者が避けるべき行動

ここで、間違っても絶対にしてはいけない事があります。

「相手の親に直接抗議する」です。

たとえ明らかに相手のお子さんに非がある場合でも、保育園内で起きていることですから、直接相手の親に抗議をするのは危険です。

直接抗議してはいけない最大の理由は「保護者同士の方が尾を引きやすい」からです。

保育園生活が長かったので、何度も見ています。そして子どもが小中学生になった今でも変わることく保護者同士がもめると、その後関係が改善されるケースはまれです。

子供たちはトラブルがあったとしても、基本は優しい子ばかりです。

意外と素直に謝ると、つかみ合ってケンカをしたとしても、以前と同じように遊ぶ子が多いのに対し、保護者同士の溝が埋まる事は少ないですよ。

いじめやケンカの現場をおさえた時は、大人が見過ごすことの方がよくないので、私なら本人に直接注意を促すかもしれませんが。

最終的に直接相手の保護者と対話しなければならない事態になるかもしれませんが、一度は保育園に相談しましょう。

保育園側も保護者間でさんざんこじれたあとに聞かされるよりも、事前にどんなトラブルがあったのかを把握した方が対応がとりやすいはずです。

息子(年長さん)のお友達トラブル成功事例

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我が家の子どもたちは1歳ごろから2人とも保育園にお世話になっています。

大きなトラブルはないものの、子どもですからね、玩具の取り合いなどは日常茶飯事。

やってやられて学んでいくものなので、特に口出すことはありませんでしたが、最後の保育園生活である、息子の年長の時、はじめて先生に相談しようか悩んだことがありました。

我が家のお友達との付き合い方のお約束

ケンカや言い合いになるのは悪いことではないと思っています。

子供のうちに自分の気持ちを伝えて、相手のことも少しは思いやれるようになってもらいたいのが心情です。

我が家の子供達との保育園生活のお約束

  • 自分が嫌なことをされたら「やめて」という事
  • 絶対に手は出さない
  • 自分がされて嫌な事は相手にもしない

以上の3つが保育園で過ごす時のお約束として話してきました。

ここは各ご家庭でルールが違うのは当然で、無視していればいいとか、やられたらやり返せなど、いろいろあると思いますが、我が家のルールは以上です。

私自身は、日頃から同級生のお母さんとも無理をしない程度には交流するようにしています。

子供ですからね、お互い様の精神は大事で「うちの子が絶対に誰かを傷つけない」とは限りません。

実際、娘(姉)はお友達に怪我をさせてしまい、学校から連絡をもらったことがあります。

今までトラブルがあった時の子供の反応

今までは上記のルールで事なきを終えていたようで、家に帰ってきてから時折

息子

今日〇くんが〇して嫌だったー

と話してくるので、

ハンナ

そっかー、ハルミチ(息子)も大変だねー。
じゃあ、ハルミチはどうしたい?お母さんが先生や君のお家の人と、お話しした方がいいかな?

と言うと

息子

ううん、大丈夫

と、こんな感じで、話したかっただけかな・・・という具合に終わっていました。娘も同じような対応でした。

たぶん一方的に相手のお子さんが悪いとも考えられませんしね。

子どもは頭がいいですから、自分の都合が悪いことは言いません。我が家は特に息子にこの傾向が強く見られます。

娘は黙っていられないから、やっちゃった事もやられた事も話します(苦笑)

ついにやってきた、最大のお友達トラブル

今回トラブルになったお友達はAちゃん。

とても人懐っこくて悪気なく発言しちゃうようで、ちょっと姉の娘にも似ているなーって思っていました。

ずる賢いそぶりはなく、表現がストレートなだけで、何か私が手を貸してあげたらきちんとお礼も言えるような女の子です。

以前からAちゃんにいろいろ言われて、息子なりに嫌な気持ちになっていたのはたしかです。

小さなトラブルの一例

  • 前日に散髪をして登園したら、みんなの前で大笑いされて、その夜半泣き

(私も大笑いしていた場面に一緒にいましたので、ちょっと耐え難い笑い方だな・・・と思っていたのですが、息子が無言だったのでスルーしてしまいました)

  • 息子が保育所でおやつを食べていたら「それ腐るよ」と言われたと帰宅後ぼやく

(Aちゃんの意図がよくわかりません)

  • 「いじわるしないって約束したから遊んだのに、また意地悪するの」と帰宅後ぼやく

この辺になってくると、遊んでと言われて「いじわるしない」を約束させる息子の方もどうなんだ?って思えてきますね(苦笑)

保育園での席が近いせいか、このような感じに帰宅後はぐちっていることが時折ありました。

その都度、嫌な気持ちになったら「やめて」と言っていいんだよと返していましたが、

息子

そう言っているんだけどね・・・

との事・・・

そして、とうとう涙目で報告がありました。

息子

僕はいつも『やめて』とか『やらないで』って言うんだよ。
でもAちゃんは顔を隠して泣いちゃうの。
だから僕は何も言えないからヤダなの

衝撃です!!!

Aちゃんはその先をいっています!!!

言い返されたら「泣く」という手段に出ました。

息子いわく、本当に泣いているのか、ウソ泣きなのかはわからないそうです。

息子からしたら、自分が仕掛けた言い争いではないのに、やめてほしいと反論したら泣き出すから、結局女の子を泣かした男の構図ができあがり、そうなると何も言えないそうです。

年長ってすごい!もう大人も顔負けです。体は小さいけどいろいろ考えているんですね!

はじめて息子に保育園へ苦情を言うようにお願いされた

そして最後に

息子

僕はいつも『やめて』とか『やらないで』って言うんだよ。
でもAちゃんは顔を隠して泣いちゃうの。
だから僕は何も言えないからヤダなの

ついに、ついに息子の口から先生にAちゃんから離れた席に変えてくれと苦情を伝えるように申し付かりましたー(大汗)

この時は本当に考えさせられました。

年長は5歳か6歳ですよね。子供の世界も大変なんだと痛感。

保育園児や幼稚園児と言っても、年少さんの友達トラブルとは全く違います。

この保育園の期間でものすごく成長しているんですね。

ここでAちゃんをフォローしますが、けして底意地の悪い子ではないのです。

本人はただ息子と遊びたいんだと思います。うまく息子にヒットするような接し方ができないだけで、本当に悪気はありません。

話の運びとしては、すべてAちゃんが悪いとも思いません。

ただ私の意見としては、たとえ相手に悪気はなかったとしても、言われるままに耐える必要はないと断言します。

プロ(保育士さん)のおかげでスピード解決

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保育士さんたちは保育のプロで、子どもたちのありとあらゆるトラブルを見ていますので、安心して事実を伝えましょう。

  • 面倒くさい親だと思われないかな?
  • もっといじめられるようになったらどうしよう?

などと思うようでしたら、ポイントとしては事実のみを伝えるがいいですよ。

うちの今回の場合ですと

先生、いつもありがとうございます。
息子から聞いたのですが、以前からAちゃんと口ゲンカになってしまうそうで、『席を離してほしいと先生にお願いしてもらいたい』と言っております。
可能であれば、すぐにじゃなくて結構ですので、次回の席替えの時に検討していただけませんか?

これで終わりです。

自分の子は悪くないアピールはいりません。それこそ我が子からの情報しかないのですから(苦笑)

これは朝、担任の先生にお伝えして、夕方には席を離してくれました。

お伝えした時も、Aちゃんと息子が口論になったことは知っているようでした。

ですから「そのままにしていてすみません」とお詫びまでされてしまいました。

そして、当の本人ですが、やっぱり子供はすごい!!

距離をとってもらい、絡まれる頻度が減っただけで、なんの愚痴も言ってこなくなりました。

自分の意見を聞き入れてもらったという満足感もあるのでしょう。

Aちゃんともちょっとは遊ぶらしいです

私がAちゃんのお母さんに直接話していたら、どうなっていたでしょうか・・・少なくとも小学校や中学校も一緒の学区にいるので、気まずい・・・

子供を育てるのは親だけではありません。ひとり親になって、ますます痛感します。

子供のお友達トラブルをすべて親が解決しようと思わず、プロ(保育士さんや、先生)を信頼して助けてもらった方が、スムーズに解決します。

当然のことながら先生への敬意は忘れずにいたいですね。先生、本当にありがとうございました!!

自分の子供が、友達に爆弾発言をしてしまう場合の私の対応

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息子はやられる方が多いですが、娘は今回息子とトラブルになったAちゃんのように、悪気なく発言してしまうタイプです。

爆弾発言を見た時は、毎回「そう言われたら相手はどう思うかな?」と伝えてきました・・・。が、悲しい事にこれが響くのは娘ではなく息子です(苦笑)

思ったことを後先考えずに口から出してしまうのですよ。

そして、これを日々伝え続けるのは本当にストレスが溜まります。

「何回言ったらわかるの!」「何度も同じ事を言わせないで」と幾度となく思いました。

うまく良い方に誘導できればいいのですが、私のように同じことを繰り返してしまう親御さんもいませんかー??しんどいですが言い続けるしかないのです。

言い続けなくてはいけない理由は、子供は言われなくなったら「許された」と感じるそうです。

仕事を通して知り合った教育の現場で働いている方の複数に聞いて、この答えが返ってきました。

言われなかったら「許可を得た」ととらえるなんて、これはまた衝撃ですね。

子どものお友達トラブル、家でできる事は?

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保育園や幼稚園内で起きるトラブルは、担任の保育士さんや先生に報告して対応した方がよいと申してきました。

親ができる事は、保育士さんを信頼する事と、日頃のトラブルになった時の対応の仕方を教えることだと小中学生になった今も感じています。

我が家の子供たちとのお約束

  1. 自分が嫌なことをされたら「やめて」と言う
  2. 絶対に手は出さない
  3. 自分がされて嫌な事は相手にもしない

同時に、あまりにも相手が暴力的だったら、大声をあげて逃げるか大人に助けを求める。

さすがにまだ相手の気持ちを思いやるほどの余裕のあるお子さんは少ないですが、言い続けることが大事です。

お約束は各ご家庭の考えで違いますが、学校のお勉強と一緒で自然に身につくことばかりではないということです。

ですから対処法を教えてあげるのは、有効です。

それから、親も同級生の保護者とできる範囲でかかわりを持つことも大切ですよ。

自分の子どもが故意ではなくとも、誰かをケガさせてしまうこともあるかもしれません。

実際に娘は遊びの途中でお友達にケガをさせてしまったことがあります。

担任の先生から経緯の説明があり、跡に残るようなケガではありませんでしたが、冷や汗をかきながら相手のお子さんと、保護者の方にお詫びしました。

日頃から交流のあるお母さんだったので、事なきを得ました。

けして、自分の子どもが「やられる側」だと思わない方がいいです。だから子育てはお互い様の精神は大事ですね。

私もこのことがありましたので、娘がケガさせられた時もお互い様と思えましたよ。(これも事故です)

まとめ:保育園や幼稚園の年長さんでのお友達トラブル 親の介入はどこまで?

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  • 担任の先生に事実を伝える
  • 直接相手の親に抗議しない
  • トラブルの対処法を親子で話し合う
  • 周りの保護者と無理をしない程度に交流を持つ

子供の能力は素晴らしいです。成長しない日はないですね。

また1つ、親子で成長できました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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