- アクアのドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム」ってどうなの?
- CMの感じ、とってもよさそう!でもデメリットはないの?
- 実際に使ったことがある人の意見がしりたい!
私は他商品と比較検討を重ね、約1年前に15年使った5キロの縦型洗濯機から、アクアドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム(AQW-DX12M)」に買い換えました。
次回も絶対にドラム式洗濯乾燥機を購入する。と、決意するくらい気に入ったので、感想をまとめます。
ドラム式洗濯乾燥機に変えて、最大のメリットは、洗濯機から洗濯物を取り出し、しわを伸ばしながら干し、乾いたら取り込んで、ハンガーから外すという作業がなくなり、その分自由に活動できる時間が増えたことです。
2022年にAQW-DX12MからAQW-DX12Nにモデルチェンジし、さらに機能がアップしています!
まっ直ぐドラムを買おうか迷っている方のお役に立てればうれしいです。
最新のAQUAまっ直ぐドラム
アクア(aqua)ドラム式洗濯乾燥機を約1年使用した評価は「早く買えばよかった」商品
アクアのまっ直ぐドラムを選んだ理由は、高機能・低価格・コンパクトで大容量であることです。
- 15年以上使ったナショナルの縦型洗濯機で洗い(手動でおふろの残り湯を使う)
- 浴室乾燥機で4時間ほど運転して乾かす
- 洗濯物の量:子供2人と大人1人分
【画像引用元:ヤマダ電機 楽天市場店 まっ直ぐドラム商品ページより】
ドラム式洗濯乾燥機を購入して感じたメリット
冒頭でもお伝えしましたが、最大のメリットは、洗濯機から洗濯物を取り出し、しわを伸ばしながら干し、乾いたら取り込んで、ハンガーから外すという作業がなくなり、その分自由に活動できる時間が増えたこと。
子ども2人と大人1人の3人家族。小中学生は毎日洗濯物が多いです。色柄物を分けると毎日2回は洗濯機を回すことになります。
しわを伸ばしながらハンガーにつるしたり、洗濯ばさみに下げたり、浴室乾燥機内でも風のあたり具合を考えながら干して、乾いたら取り込んで、ハンガーや洗濯ばさみから外すと、2回分の洗濯物で1時間ちかくかかってしまいます。
1カ月で30時間、12カ月で360時間を「洗濯物を干して取り込む」という時間に使っていると思うと、ドラム式洗濯乾燥機本体の値段は高いし、乾燥分の電気代もかかりますが、買ってよかった家電だとはっきりと言えます。
他にもまっ直ぐドラムに変えてよかったこと
- 高さが1m未満、横幅が60cm以下のコンパクトサイズで狭い洗濯場においても圧迫感が少ない
- 柔軟剤を使用しなくてもふんわりと柔らかく乾く。ふわふわではなくふわっふわです!
- 浴室乾燥機で干していたころよりも、生乾きのにおいが無くなった
- 予洗いをするのが白い靴下とワイシャツの首の部分、布ナプキン程度になった
- 羽毛布団を洗濯から乾燥までできる
- 洗剤の自動投入が入れすぎ予防にもなり便利
- 思っていたよりも衣類のシワが少ない
- まっ直ぐドラムの上に物が置けて便利
満足感があるまっ直ぐドラムですが、ドラム式洗濯乾燥機の中ではコンパクトで低価格、さらに大手家電メーカーに劣らず高機能です。
もう一つ購入の背中を押してくれたのが、アクアのドラム式洗濯乾燥機はコインランドリーの国内シェアNO. 1という実績がありますので、安心できました。
まっ直ぐドラムの庫内
まっ直ぐドラムで洗ったフェイスタオル
まっ直ぐドラムで洗濯&乾燥したタオルです。
パッと見て「え、普通じゃない?」と思いますよね。しかしこのタオル、すでに3年は使ったタオルなんです。
浴室乾燥機で乾かしていたころは、ごわごわと硬くなり、そろそろ処分しようかと思っていたところにアクアのドラム式洗濯乾燥機を購入して洗ったところ、またふわふわになりました。
まっ直ぐドラムの上
まっ直ぐドラムの上面には、よく出るエラー表示の一覧が書いてあるので、いちいち取扱説明書を出してこなくても、概ね理解できます。
高さが1m以下で上面の表示も見やすく、フラットなためドライヤーや着替えのチョイ置きにもとても便利です。
まっ直ぐドラム商品の概要(AQW-DX12N AQW-D12Nの違い)
新色登場、黒い洗濯機がかっこいい。
販売当初のまっ直ぐドラム(AQW-DX12M)は白のみでした。私が購入したときにシルキーブラックがなかったので、とても残念。
最近のアクアの家電はデザインにもこだわりを感じます。
AQUA まっ直ぐドラム シルキーブラック
【画像引用元:ヤマダ電機 楽天市場店 まっ直ぐドラム商品ページより】
まっ直ぐドラムの仕様はこちら(アクア公式サイトより)
仕様表 | AQW-DX12N AQW-D12N |
---|---|
容量 | 洗濯・脱水 12kg/乾燥 6kg |
標準使用水量(定格) | 洗濯~乾燥時:約59L 洗濯時:約84L |
水量 | 洗濯~乾燥時/洗濯時:自動(負荷12㎏で36L) |
標準コース運転目安時間 (50/60Hz) | 洗濯~乾燥時:約139分 洗濯時:約29分 |
定格消費電力(50/60Hz) | 乾燥時:550W / 洗濯時:240W/湯沸かし用電熱装置:640W |
消費電力量(50/60Hz) | 洗濯~乾燥時:1130Wh / 洗濯時:55Wh |
運転音(洗い/脱水/乾燥) | 約34dB/約45dB/約47dB |
総外形寸法(排水ホース含む) | 幅595×奥行685×高さ943(mm) |
ボディ幅 | 595mm |
設置可能防水パン(奥行内寸法) | 540mm以上 |
本体質量 | 約94kg(AQW-D12Nは約93Kg) |
洗濯は12キロまでできますが、乾燥は6キロまでです。6キロは家庭用のドラム式洗濯乾燥機の中では小さいサイズではありません。
【画像引用元:ヤマダ電機 楽天市場店 まっ直ぐドラム商品ページより】
12キロ洗濯できるんだから、12キロ乾かしてほしいですよね。
ですが乾燥には衣類を回してふっくらさせるすき間が必要です。12キロの洗濯物を入れると、ドラム式洗濯乾燥機の庫内はいっぱいになり、乾かすためのすき間はありません。
洗濯は水で洗う場合は30分程度ととてもスピーディーですが、お湯に設定すると一気に倍近く時間がのび、さらに乾燥までさせると1回の洗濯で4時間くらいかかります。
フィルターお手入れ
- 乾燥フィルター
- 排水フィルター
2か所とも1~2日1回のペースで掃除しています。
乾燥フィルターは掃除しやすいようにフタが大きく開きます。私は使い古した歯ブラシを使ってほこりを取っていますが、とても簡単です。
排水フィルターは1~2日1回程度掃除していればごみはほとんどたまりませんが、見ての通りネット上になっていないので、排水口にもしっかりゴミがたまります。
排水口も1カ月に1回程度掃除した方がよいですよ。
排水口の掃除をおこたって、水が流れずエラーが出てしまいました。こうなると先に進まないので排水口も忘れずに掃除しましょう。
排水口
AQW-DX12N AQW-D12Nの違い
AQW-DX12Nにあって、 AQW-D12Nにない機能はこちら
- シルキーブラックのカラーが選べる
- エアウォッシュ
- 液体洗剤・柔軟剤自動投入
- AIウォッシュ
- UVライト・庫内灯
- お湯洗いモードの60度設定(20・30・40度の設定はQW-D12Nでも可)
- お好み柔軟剤コース
- 2度洗いコース
エアウォッシュ
【画像引用元:ヤマダ電機 楽天市場店 まっ直ぐドラム商品ページより】
エアウォッシュは温風ミストとUVライトで除菌と消臭をしてくれます。頻繁に洗えないスーツや制服も気持ちよく着られますよ。
実際に使用頻度が低いフォーマルワンピースを久しぶりにクローゼットから出したさい、臭いが気になったのでエアウォッシュを使うと、ずいぶん臭いがやわらぎました。
液体洗剤・柔軟剤自動投入
【画像引用元:ヤマダ電機 楽天市場店 まっ直ぐドラム商品ページより】
自動投入は本当に便利です。投入口も大きいので、5Lの液体洗剤も細い注ぎ口を使わなくても楽に入れられます。余分に入れすぎることもありません。
洗剤は液体洗剤の緑の魔女(5L)を使っていますが、1日2回の洗濯で、2カ月半くらいもちます。
今まではもっと早く空になっていたので、入れすぎだったようです。もちろん汚れは現在の方がしっかり落ちています。
使っている洗剤 緑の魔女5L
AIウォッシュ
【画像引用元:ヤマダ電機 楽天市場店 まっ直ぐドラム商品ページより】
AQW-DX12Nは機能が多い分、少し高額となっています。金額は多少高くなりますが、AQW-DX12Nをおすすめします。洗剤の自動投入は本当に便利で楽ですし、エアウォッシュもよく利用します。
最新のAQUAまっ直ぐドラム
アクアはどこの国のメーカーなの?三洋電機の技術をもったハイアールのブランド
アクアは中国のハイアールグループ傘下のブランドです。ハイアールの1ブランドととらえるとわかりやすいですね。
ハイアールは従来からある「Haier」ブランドと、「AQUA」ブランドの2つを展開しています。「Haier」がスタンダードでベーシックな製品に対し、「AQUA」は高品質・高機能を売りにしています。
さらにアクアは日本の大手電機・家電メーカーの一つであった、三洋電機の白物家電がルーツとなっています。
2009年にパナソニックグループの傘下となりましたが、白物家電部門のみ2011年にハイアールグループに売却されました。
こういった経緯がありますので「Haier」と「AQUA」のドラム式洗濯機では似た部分がありますが、「AQUA」に関しては三洋電機のノウハウが詰まっています。
ドラム式洗濯乾燥機は臭いを心配していたが、問題なし
まっ直ぐドラムに限ったことではありませんが、「ドラム式洗濯乾燥機に変えたら、洗濯物が臭くなった」や「臭いがする」といった口コミが気になっていました。
しかし、約1年近く使った現在でも、アクアのまっ直ぐドラムでは「臭い」が気になったことはありません。
購入時に独特な機械の臭いが少ししましたが使い始めて2日くらいで消えました。
日ごろのお手入れで注意している点
- 排水フィルター・乾燥フィルターの掃除(1~2日に1回程度)
- 排水口トラップの掃除(2カ月に1度程度)
- ドラム式専用の漂白剤を使用(2カ月に1度程度)
- 槽乾燥モードで極力ドラム内を乾燥させておく(まっ直ぐドラムを「脱水」のみで使用した場合)
排水フィルターはネット状になっていないので、排水口トラップに濁れがたまりやすいです。水が流れないとエラーが出て、運転がとまってしまうので注意しています。
アクア ドラム式洗濯乾燥機に変えて電気代は?あまり変わらなかった
我が家の場合はもとから浴室乾燥機を毎日4時間程度利用していたためか、ドラム式洗濯乾燥機に変えても電気代は変わりませんでした。
外に洗濯物を干しているご家庭は乾燥する分、ドラム式洗濯乾燥機に変えると電気代がかかるかもしれませんね。ですが、どのメーカーも節電にには力を入れていますので、一概に電気代が上がるとは言えません。
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方法は主に2種類で、ヒーター式とヒートポンプ式があります。
ヒーター式はその名の通り、洗濯機内にあるヒーターを使うため消費電力が高く、乾燥時に冷却する水も必要になるので、ランニングコストが高くなりやすいという特徴があります。
ヒートポンプ式は空気中の熱を使うため、乾燥に水は使いません。ヒーター式ほど高温にならないので、布へのダメージも低いといえます。しかし電気代や水道料金はおさえられますが、その分本体価格が高めです。
アクアのドラム式洗濯乾燥機はヒートポンプ式です。
我が家の場合だと計算上は常温で洗濯した1回の乾燥で、洗濯が約3.565円、乾燥が約42.625円で、あわせると46.19円となりました。
我が家の電気料金プランは深夜が安いので、夜中に選択するともっと安上がりですね。
※お湯を温める場合はさらに電気代がかかります。
電気料金を計算したサイトはこちら
| 電気料金計算
アクアのドラム式洗濯乾燥機でちょっと残念な点7つ
購入して本当によかったですし、アクアのドラム式洗濯乾燥機を撰んで後悔はないのですが、それでも実際に使ってみて感じた「ちょっと残念」な点をお伝えします。
まっ直ぐドラムの脱水時の音がうるさいときがある(ゆれん!どりーで対策済み)
いつもうるさいわけではありませんが、脱水時にガタガタやゴーっとうるさいときがあります。
我が家が購入したAQW-DX12Mは「脱水時に大きな振動音がする場合がある」と、公式サイトのリンクで知り、正規品の吸振機能付き高さ調整脚 ゆれん!どりーを購入しました。
まっ直ぐドラムAQW-DX12Mを使い始めてから、1年後からの使用ですが、脱水時の振動音は小さくなり、かさ上げされたことで洗濯作業もしやすく、早く購入すればよかったと後悔しています。
脱水時の振動音についての公式サイトの動画
現在販売されているAQW-DX12Nでは改善されているかもしれませんね。
AQUA 吸振機能付き高さ調整脚「ゆれん!どりー」の感想はこちら
アクア正規品 専用調節脚はこちら
ドラム式洗濯乾燥機の内側にはりついて、たまに乾かない
厚手のトレーナーなどは乾ききらない時があります。
薄手の衣類も厚手の衣類も一緒に乾燥機に入れるので、この程度は許せる範囲だと感じています。
困るのは洗濯物がドラムに張り付いてうまく剝がれなかったときです。
乾燥後タオルが庫内に張り付いていた
100パーセントの綿素材は張り付きやすいですね。タオルや子供の下着です。
こういう時は張り付いた衣類の他も、乾きにむらができます。
この対策として、洗濯物にタオルが多いときは、乾燥時に一時停止して一旦洗濯物を取り出し、しわを伸ばしてから再び乾燥をまわしています。
乾燥後すぐに取り出せば、しわはそんなに気にならないのですが、こうやって途中でほぐすとさらにしわが少なく乾きます。
乾燥のみで使用すると乾かない時がある
全自動で洗濯→脱水→乾燥まですべて通して洗濯すると、乾燥もふんわりとよく乾いているのですが、「乾燥」のみで使用するときは、なぜか乾ききらない時があります。
原因がわからないのですが、できるだけ洗濯から乾燥まで通して洗濯するようにしています。
どうしても乾燥のみで使いたい時は、終了してからも、追加で1時間ほど回しています。
重さ96キロ 女性1人では動かせない
我が家は母子家庭で子供たちもまだ小中学生のため、ちょっとずらすだけでも一苦労です。
とにかく重い。配置は慎重に行いましょう。
はじめは移動できるようにローラー付きの台に乗せようと思い、販売店に相談したのですが、安定した場所に置くことを強く勧められたため諦めました。
まっ直ぐドラムの下は直接掃除できないので、長いブラシを使っています。これがなかなか便利で気に入っています。
使っている長いブラシはこちら
衣類の素材によっては毛玉になりやすい気がする
乾燥をかけると2時間以上回し続けることになりますので、いくらヒートポンプ式といえど、布地によっては毛玉になりやすいと感じます。
肌感覚ですがとくに綿の比率が高い衣類は毛玉がめだちやすいように感じます。
洗濯表示をあまく見て、大雑把に入れてしまっているのも原因だと自覚しています。
今後は丈夫な衣類を選んで買うようになりそうです。
まっ直ぐドラムは左開きのみ 家によっては反対向きがほしいよね
左開きに限定しているからこそ低価格なのかもしれませんし、覚悟のうえで購入したのですが、我が家は右開きが欲しかった。
脱衣所が洗濯場になっています。向かって左側は洗面台があるので、どうしても右端に置くしかありません。右端に置くと私がしゃがむスペースが狭いです。
付属品が購入しづらい 基本は販売店に依頼する
排水フィルターや乾燥フィルターは別売部品としてあります。
脱水だけでも使いたいと思った場合でも、排水フィルターを差し込まないとエラーになってしまい、洗濯できません。
乾燥フィルターは洗濯だけならなくても動くかもしれません。
実際に私は、購入して1カ月くらいで、排水フィルターを高い場所から落として破損させてしまいました。
このような時、アクアで直接ネット販売してくれたら助かるのに、購入は販売店にお願いすることになっています。
購入した家電量販店でも結局は取り寄せになるので、数日間洗濯機は使えないことに・・・。
排水フィルターはないと本当に困るので、予備を1つ追加して注文しました。
購入した排水フィルター
アクアのまっ直ぐドラムレビュー:まとめ
洗濯機をドラム式洗濯乾燥機に変えることで得られるメリットは本当に大きかったです。
高い買い物ではありますが、次回もまちがいなくドラム式洗濯乾燥機を購入します。
もう洗濯物を干して取り込む生活には戻れません。
|メリット
- 洗濯機から洗濯物を取り出し、しわを伸ばしながら干し、乾いたら取り込んで、ハンガーから外すという、作業がなくなり、その分自由に活動できる時間が増えた
- 高さが1m未満、横幅が60cm以下のコンパクトサイズで狭い洗濯場においても圧迫感が少ない
- 柔軟剤を使用しなくてもふんわりと柔らかく乾く。ふわふわではなくふわっふわです!
- 浴室乾燥機で干していたころよりも、生乾きのにおいが無くなった
- 予洗いをするのが白い靴下とワイシャツの首の部分、布ナプキン程度になった
- 羽毛布団を洗濯から乾燥までできる
- 洗剤の自動投入が入れすぎ予防にもなり便利
- 思っていたよりも衣類のシワが少ない
- まっ直ぐドラムの上に物が置けて便利
|デメリット
- まっ直ぐドラムの脱水時の音がうるさいときがある(※防振マットで対策できる)
- ドラム式洗濯乾燥機の内側にはりついて、たまに乾かない
- 重さ96キロ 女性1人では動かせない
- 乾燥のみで使用すると乾かない時がある
- 衣類の素材によっては毛玉になりやすい
- まっ直ぐドラムは左開きのみ
- 付属品が購入しづらい
アクアのまっ直ぐドラムをぜひ比較検討のリストにくわえていただけたら嬉しいです。
関東圏にお住まいの方はサブスクで一度試してみるのもおすすめですよ。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。