GPS BoTシリーズを利用して5年目の卯野ハンナです。
以前GPS BoT第一世代を2台を使い、現在はGPS BoT第二世代を1台と、BoTトークを1台使っています。
BsizeのBoTシリーズの他に通知ボタンのあるタイプで「 goo of things いまここ 」も利用していたことがあります。
GPS BoTは子供をみまもる目的で作られたGPSです。現在地を表示するアプリは無料、GPS本体4,800円(税込5,280円)、維持費も月額480円(税込528円)という財布に優しいサービスです。
目的は子供用ですが用途を変えれば、『車やバイクの盗難対策にも使えちゃんじゃないの?』と思う方もいますよね。
- 車にGPS BoTを乗せたときの現在位置の精度や注意点
- 車やバイクの盗難対策には一定の効果があるが、GPS BoTを付ければ安心と思うのはやめた方がいい理由
実際に小中学生の我が子2人にGPS BoTを持たせ、利用5年目の立場でお話しします。
※GPS BoTは完売されており、現在BoTトークに移行しています。BoTトークは本体価格が税込7,480円ですが、現在はGPS BoTと同じ金額の税込5,280円で購入でき、月額利用用もトーク機能なし(GPS BoTと同じ使い方)の税込528円を選択できるようになっています。
GPS BoTは車やバイクの盗難対策に役立つの? 車に乗せたときの精度やアプリの表示
GPS BoTは徒歩で利用するのが一番正確に位置情報を把握できます。
子供の徒歩での移動なら3分間で100メートルほどでも車なら3分でだいぶ移動できますよね。
GPS BoTは数分おきの電波を受け取って位置を測定しているので、車やバイクに取り付けた場合、地図で見ると空中移動したような履歴になります。
イメージ図
カーナビのようにリアルタイムで車やバイクを追尾することはできません。
ですから、最終的に車が到着した場所を特定するのには便利な商品です。ただこの最終到着視点もずれることがあります。
徒歩での利用では数十メートルの誤差ですが、車のように速く移動してしまうと100メートルくらい誤差が出る場合もあります。
さらに、電波を受け取って現在位置を測位するということは、電波が受け取れない場所に入った時は測定できないということです。
実際に5年以上利用して、地下鉄やデパートの地下に入っても位置表示されていますが、だからといってどこでも絶対表示される保証はありません。
GPS BoTには行動範囲を記憶する学習機能がある
これは日々使うことによってGPS BoTが情報を記憶して行動範囲やよく行く場所を特定するので、週末しか使わないような車やバイクにつけてしまうと、GPS BoTの本来の使い方としてはもったいないということです。
日常で使うからこそ、より正確に位置が把握できます。
使い始めたころは精度もいまいちなので、『なんだよGPS BoTの位置表示めちゃくちゃだ』と感じるかもしれませんが、しばらく使い続けると安定してきます。
継続利用している今でもたまにずれるときはありますが。
GPS BoTには指定範囲を出入りした時に通知を受け取る設定ができる
もう1つGPS BoTの特徴として、スポットを登録しておき、GPS BoT本体がスポットを出入りしたときにアプリに通知が来るように設定することができます。
しかし、自動車のように速いスピードで通過されると通知が受け取れないことがたまにあります。
実際に子供が小学校から自宅に到着するまでに5か所ほどスポットを登録しています。
車に乗せて自宅まで帰ってくると、家までは車で10分以内に到着する距離ですが、通知は乗せたあたりの通知と自宅についたという通知だけで、間のスポットの通知がとんでしまいます。
絶対にとぶとは言い切れず、間の通知が来るときもあります。
ですから、車やバイクを持っていかれても、通知でわかるから大丈夫ではありません。
スポットを登録するなら、逃走する道筋の数か所を何重にもスポット登録するべきです。
GPS BoTを知らないという方のために簡単に説明させていただきます。Bsize から販売されているGPS BoTは子供のみまもり用に開発されたGPSで、数分おきにGPS電波、Wifi電波、携帯電話電波を利用して現在位置を測定しています。揺れを感知すると測定し、揺れなくなるとスリープモードに入ります。GPS BoT本体は4,800円、維持費は月額480円で、契約の縛りがない手軽さが良いです。
車やバイクの盗難対策に効果はあるかもしれないけれど、GPS BoTだけでは危険な理由
盗難対策や防犯の1つとしてGPS BoTを車やバイクに乗せるのはありです。
実際、私も子供たちの防犯対策の1つとして持たせています。
しかし、バッテリー切れをおこすかもしれないし、GPS BoTが入ったランドセルを捨てられて連れ去られるかもしれないし、実際に不審者に出会ってしまった時の対応や、登下校は通学路以外歩かないことなど、複数の対策をしています。
車やバイクにも同じことが言えますよね。
車やバイクにGPS BoTを乗せてできること
- いつでも現在地を確認する(高速で移動している場合はうまく表示されないこともある)
- 一週間分の移動履歴を見る事が出来る
- 車やバイクが移動したときに、スポットを設定すれば、通知がスマホアプリに来る(高速で移動している場合は通知が来ないこともある)
- 車やバイクが移動したときに、一定時間止まった場所と、最終到着視点がわかる(バッテリーがもつ限り)
- 複数の端末(スマホ)で追加料金なく位置を確認できる
車やバイクにGPS BoTを乗せてもできないこと
- リアルタイムで位置情報を表示させる
- 電波状況が悪いところでは位置情報を確認できなこともある
- スポットを登録しておいても必ず通知が受け取れるとは限らない
車やバイクにGPS BoTを乗せた場合にできること・できないことを書きました。
このような特徴から、GPS BoTの能力が一番発揮されるのは『徒歩での移動をみまもる』です。
それでも実際に車やバイクが動いたときに、向かった方向や一時的に止まった場所、最終到着地点を確認できるメリットが大きいと感じる方は、本体も維持費も安く、使用期間の縛りのないGPS BoTは魅力的な商品です。
徒歩で利用の場合のGPS BoTの精度は【GPS BoT】精度はどのくらい?障害や不具合はないの?にまとめています。
バッテリー残量も防犯対策には重要になりますね。充電については【GPS BoT】充電切れたらどうなるの?バッテリー残量は重要に書いています。
- 充電は2週間~1ヵ月に1回(充電時間:2~3時間)
- バッテリー残量が低くなると通知が来るように設定できる
- GPS BoTが動かないとスリープモードでバッテリーを長持ちさせる
- 地点がずれた状態で止まってしまうと次に動き出すまでずっとずれたままの表示になる
本日はGPS BoTを車に乗せた感想を書きました。
せっかく防犯対策としてGPS BoTを導入したのに、望んだ使用感ではなくてがっかりしたということがないよう、この記事がお役に立てれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。